JACリクルートメントがおすすめできる?筆者の体験談を交えて解説!

JACリクルートメントは1975年にイギリスで創業し、1988年に日本法人を設立し、実に48年(日本法人は35年)という歴史のある人材紹介会社です。

【ハイクラス・ミドルクラス】といった、キャリア採用に特化した転職サービスの先駆けといっても過言ではないでしょう。

  • 6年連続オリコン顧客満足度No.1

に選ばれていることから、利用者による満足度の高さもうかがえます。

そんなJACリクルートメントについて、評判や口コミに付け加え、筆者が実際に面談をおこなった体験談を交えて、本当に「JACリクルートメントがおすすめできる?」のかご紹介していきたいと思います。

  • JACリクルートメントの評判や口コミ
  • JACリクルートメントのサービスを利用した体験談
  • JACリクルートメントのエージェントの内容
  • JACリクルートメントを利用したほうが良い人

この記事を書いている人

廣岡 旬 Hirooka Jun

  • 元住宅メーカーの部長
  • 12社の転職エージェントを利用し、5回の転職を経験
  • 設計事務所から住宅会社へ転職
  • 分譲住宅会社から注文住宅会社へ転職
  • 建築業界で20年以上従事
  • 現在は住宅のコンサルタントをしながら、住宅業界に関わる情報を発信
目次

JACリクルートメントってどんな会社なの?

引用元:JAC Recruitment

拠点

JACリクルートメントは日本に12拠点、海外で11カ国というグローバルな事業を展開しています。

日本の拠点一覧
東京東北北関東
横浜静岡浜松
名古屋京都大阪
神戸中国福岡
引用元:JAC Recruitment 会社概要
海外拠点
シンガポールマレーシア(3拠点)
インドネシアタイ(2拠点)
韓国ベトナム(2拠点)
インド(2拠点)イギリス
ドイツ(3拠点)アメリカ(3拠点)
引用元:JAC Recruitment 会社概要

コンサルタント数

引用元:JAC Recruitment 2023年12月期 決算戦略説明会資料

グループを含め1,952名(2023年12月時点)もの従業員が働いており、今後もコンサルタント数を増加して、世界No.1を目指すという方針をかかげています。

2020年〜2021年はコロナ禍にも関わらず、売上高を伸ばしています。

その後もコンサルタント数の増加に比例して売り上げも増加していっています。

こういった勢いのある企業には、いい情報(採用を検討している企業)が集まってくるものです。

求人数

公開求人数
12,483件
引用元:JAC Recruitment 求人検索

JACリクルートメントでは、保有する求人のうち、75%が非公開求人となっているため、公開求人と合わせると約51,132件の求人数を保有している計算となります。

業種別の人材紹介実績

引用元:JAC Recruitment 総合報告書2023

かなり広範囲の業種で実績があるようです。

グラフに収まりきらなかったので【その他】としていますが、この【その他】の中には、人材・通信・商社・サービスといった業種が含まれています。

住宅業界への転職はもちろんのこと、ほぼ全ての業種を網羅しているといっても過言ではないでしょう。

求人情報の年収

さすがハイクラス転職といった感じでしょうか。

500万円以下がなく、1,000万円以上が323件という驚異的な件数となっております。

興味のある方は、会員登録なしでも閲覧できますので、一度公式サイトをご覧になってはいかがでしょうか。

JACリクルートメントの評判・口コミまとめ

JACリクルートメントの良い評判

良い評判
  • 外資系転職に強い
  • コンサルタントの質が高い
  • 業界の有益な情報を提供してくる

外資系転職に強い

30代/男性
外資系企業への転職活動を主軸に置いている転職希望者にとっては、やはり外資系企業への転職エージェントとしては強いマーケットポジションを持っており、業界動向なども踏まえて詳しく話が聞ける点では良かったと思います。
また、エージェントとアシスタント両方に担当していただく為、サービスレベルも高いものだったと思います。
引用元:イーデス

30代/女性
コンサルタントから紹介されたのは、グローバル人材に対するニーズがとても高くUS-GAAPの求人がある外資系の上場企業。
その後、コンサルタントと入念な面接対策を行ったため、面接では自身の専門性を積極的にアピールするだけでなく、面接官から企業の将来的な成長の可能性や社会貢献度の高さ、自身の資格を活かせるという情報まで得られました。
この転職活動を通して、自身が将来何をしたいのかコンサルタントと徹底的に考え抜くことができました。
一つひとつを明確にしたことで転職の目的がはっきりし、目標に向かう一心でスムーズに転職活動が行えたと思います。
JACのサポートを受けたのは正解でした。
引用元:JAC Recruitment/JACのサービスをご利用された方々の声

コンサルタントの質が高い

30代/男性
コンサルタントの質が大変良いと感じました。
他の転職エージェントも利用していたので、ジェイエイシーリクルートメントが1番質が良いと思います。キャリ相談も親身になって聞いてくれましたし、面接対策も何回も時間を作ってくれました。
そのおかげで、前よりも給料や労働環境の良い職場に転職できました。
引用元:すべらない転職

30代/男性
将来は大手ゲームメーカーのプロデューサーになる目標を抱いていましたが、経験不足もあって先にスキルをカバーするための転職を行おうと考えました。そこで選んだのが、各業界・業種に強いコンサルタントが転職希望者様の市場価値を客観的に判断してくれると話題のJACです。
登録後に感じたのは、コンサルタントが提供してくれる情報の質と量がほかの転職エージェントに比べて圧倒的に充実していることです。また、面談では自身が目指す転職の方向性を導いてくれるのも魅力の一つでした。コンサルタントからは転職企業の優先順位を踏まえた特徴の違う3社を紹介してもらい、すべてで内定を得ることができました。その後、自身が最も希望する「プロデューサーへのキャリアパスが早期に実現できる」点を優先させ、50人規模のベンチャー企業への入社を決めました。現在はキャリアプランの実現に向けて、社内昇進を目指した経験を積むことができています。
引用元:JAC Recruitment/JACのサービスをご利用された方々の声

業界の有益な情報を提供してくれる

40代/女性
いくつかある転職エージェントのなかでも、消費財マーケットに詳しいコンサルタントがいると聞きJACへ登録しました。
JACの初回面談では、同業出身のコンサルタントが対応。
業界内のトレンドや企業の採用動向や今後のキャリアパスなど、さまざまな面から親身になってアドバイスしてもらえました。
コンサルタントと自身の将来像や展望を話していくうちに、当初の希望とは異なる「裁量権があり風通しの良い会社に移りたい」という本音が見えてきたのです。
その結果、自分のキャリアが活かせるベンチャー企業への転職を提案してもらい、応募に至りました。
JACのコンサルタントは企業を直接訪問しているので、社長のパーソナリティや独自の社風を理解したうえで求人を紹介してくれます。
自身が活躍できるイメージをもったうえで転職活動を進められるため、スムーズに内定を得られたのが大きな魅力でした。
引用元:JAC Recruitment/JACのサービスをご利用された方々の声

30代/男性
どの担当者も情報が深く、その企業を応募する際は頼もしいパートナーとなってもらえる印象がありました。
特にその企業が業界の中でどの立ち位置にあり、どこが勝っている、負けているのか?今後何を目指していくのかなど、3Cに加えて、目指す将来像も教えてもらえるのが良かったです。
プロに相談している感じがしました。
引用元:イーデス

外資系企業だけではなく、異業種への転職も成功に導いてくれているようです。

また、年収UPだけではなく、年収を下げてでも転職者がやりたいことをできる企業への転職も、成功させているようです。

質の高いコンサルタントが業界の有益な情報を提供してくれているようです。

それだけではなく、転職者自身も気づいていない、本質的なニーズを掘り起こしてくるといった声が多く上がっています。

JACリクルートメントの悪い評判

悪い評判
  • 求人数が少ない
  • 経験値によって求人数が減る(または紹介されない)
  • コンサルタントによって質にムラがある

求人数が少ない

20代/男性
ジェイエイシーリクルートメントの担当しれたアドバイザーはとても真摯に対応してくれる人で、僕のスキルについて熟考してくれ、その上でどの程度のキャリが見合っているのか、客観的な意見をくれました。
ただ、他の大手転職エージェントに比べると求人数が少なく思いました。サポート自体は良いですが、求人の選択肢はあまり多くないのかなという印象です。
引用元:すべらない転職

30代/男性
大手の転職エージェントに比べると紹介してくれる案件(企業)が少ないと思える。
選択肢が多ければよいというわけではないが、やはり比較対象は多くて困ることはない。
そういう点で言えば、有名大手の転職エージェントには劣るのではないかと思う。
引用元:イーデス

経験値によって求人数が減る(または紹介されない)

20代/男性
友人の紹介で登録してみましたが、自分の武器が明確な人向けなサービスなのかなと思いました。
私は、年齢、経歴、実績と考慮して、自身の希望に合致した求人がなかったようで紹介してもらえませんでした。
一つの職種で長くキャリアを積んだスペシャリストでないと相手にしてもらえない印象を受けました。
引用元:CAREER UP STAGE

30代/男性
取り扱う求人は、高いスキルや実務経験が求められるものばかりで、経歴や実力が見合わなければ紹介される求人が少なくなってしまうと言う点は悪かった点だと思います。
なのでキャリアに自信がない方はあまりJCリクルートメントに向いていないと思います。
引用元:イーデス

コンサルタントによって質にムラがある

60代/女性
企業規模が大きので案件は多いが人材にはムラがある。
いい担当者に当たった場合はきめ細かいサポートを得られるが、担当者によっては満足できない場合もある。担当者を選べないので当たり外れがある。
もっときめ細かな丁寧なサポートをしてほしかった。
引用元:イーデス

20代/女性
JACリクルートメントでは担当者が一人ではなかったけど、社内で情報共有ができていて、興味がありそうな案件を紹介してくれた。
ただし、担当者によっては対応が悪くびっくりすることもあった。結局は自分で探してきたところに転職した。
引用元:転職hub

経験値のある方だと、ハイクラス・ミドルクラス転職に強いことは魅力できですが、経験値が浅いとこのクラスの求人にエントリーするのが難しいようです。

また、ハイクラス・ミドルクラスに特化していることから、求人数は他の転職エージェントに比べると少ないようです。

そもそも公開求人の最低年収ラインが年収500万円なので、求人数が少なくなるのも理解できます。

コンサルタントの当たり外れは、どの転職エージェントを利用しても同じで、「あぁ、なんか違うな」と感じるようであれば、遠慮せずに担当者を変更してもらいましょう。

JACリクルートメントを利用した体験談

筆者は実際に転職活動でJACリクルートメントを利用しました。

その時の感想を3つほどご紹介します。

  • コンサルタントのエスコート力がすばらしい
  • 経験値があれば利用するべき
  • できれば同じ業界の転職が望ましい

コンサルタントのエスコート力がすばらしい

  • 転職したいと思っている真意は何なのか?
  • これまでどういうキャリアを積んできたのか?
  • 転職者が本当に望んでいるものは何なのか?

といった、当たり前のことをびっくりするくらいすごく理解してくれます。

多くの転職エージェントは、マニュアル通りに面談を進めます。

しかし、JACリクルートメントは「マニュアルがあるのか?」と思うくらい、柔軟に面談を進めてくれます。

これは、本当に転職者のことを理解しようという現れなのかもしれません。

経験値があれば利用するべき

経験値があるに越したことはありませんが、「1年の社会人経験だと難しいだろうなぁ」と諦めずにトライしてもらいたいです。

筆者は、経験値があるものの、コンサルタントへ依頼したのは全くの異業種で、しかも経験したことのない職種を希望したのです。

それでも、企業の紹介をいただきました。

だから、経験値が1年、いや半年でも経験していれば、利用した方がよいでしょう。

経験値がないからといってもペナルティなんて一切ないので。

できれば同じ業界の転職が望ましい

やはりハイクラス・ミドルクラス転職を謳っているので、業界でキャリアを積んだのに、転職先は全くの異業種というのはナンセンスではないでしょうか。

せめて職種が同じなら、まだしもこれまでのキャリアと関係のない業種や職種は選択すべきではないでしょう。

なぜなら、筆者がそれを選択して失敗してしまっているので。。。

まとめ【少しでもキャリアがあれば、臆さずに利用】

大前提として、転職エージェントは複数利用したほうが良いです。

その上で、少しでもキャリアがあるのなら、JACリクルートメントを利用したほうが良いでしょう。

  • 同じ業界で1年以上の社会人経験がある
  • 同じ業界で転職したい
  • 年収UPを前提とした転職がしたい

これらのいずれかに当てはまれば、JACリクルートメントの活用をおすすめします。

逆に

  • 希望する業界が未経験
  • 通信業界、人材・教育業界への転職を望んでいる

こういった方は、あまりおすすめできません。

希望する業界が未経験

希望する業界の未経験者が【ハイクラス・ミドルクラス】かつ【高年収(求人情報の年収)】で転職することが、いかに難しいか想像に難くないと思います。

通信業界、人材・教育業界への転職を望んでいる

実はこの2つの業界は、業種別の人材紹介実績における説明で【その他】に含まれていました。

JACリクルートメントのWEBサイトで開示されている、公開求人数(12,483件)を基に試算すると、次のようになります。

割合公開求人数
通信業界1.7%約212件
人材・教育1.2%約150件
引用元:JAC Recruitment 総合報告書2023

全国でこの件数なので、この業界での転職は少し難しいかもしれません。

とはいいつつも、キャリアが少しでもあるのなら、JACリクルートメントを活用してみてはいかがでしょうか

筆者はJACリクルートメント以外にも、転職エージェントを利用した経験があるので、興味ある方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。

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