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建築・不動産業界の「底辺」から「経営層」まで。すべてを経験した元・住宅メーカー部長の運営者プロフィール

廣岡 旬/hirooka jun

業界の「食物連鎖」をすべて見てきた男

はじめまして、当ブログ「houserecommend (ハウスレコメンド)」を運営している 廣岡 旬(ひろおか じゅん) と申します。

私は現在、住宅・不動産関連のメディア運営を行う「LAMHNE(ラムネ)」の代表を務めていますが、ここに至るまでのキャリアは、決してスマートなものではありませんでした。

  • 学生時代のグランプリ受賞から一転、月給6万円の極貧アトリエ時代。
  • 「派遣社員」として、社会の歯車になることの安らぎを知った時代。
  • 営業で同期に惨敗し、数字の恐怖に震えた「デベロッパー」時代。
  • そして、組織を束ね、大規模な事業立ち上げを動かした「部長・室長」時代。

設計、現場、用地仕入れ、BtoB営業、工場立ち上げ、経営企画。 私は、住宅業界の「川上(製造)」から「川下(販売)」まで、そして「労働者の最底辺」から「経営の意思決定」まで、そのすべてを身を持って経験してきました。

このブログは、ネットによくある「コピペ情報」ではありません。 私が20年以上かけて汗をかき、恥をかき、時に挫折して手に入れた「業界の一次情報」だけを、包み隠さずお伝えするための場所です。

私の「泥臭すぎる」キャリアの全貌

アトリエ設計事務所時代  〜受賞歴と、月給6万円の現実〜

私のキャリアのスタートは、希望と絶望が入り混じったものでした。 学生時代、関西の建築学生が集まる設計コンクールで「最優秀賞(グランプリ)」を受賞。「これなら建築家としてやっていける」という自信を胸に、関西にある著名な建築家の設計事務所の門を叩きました。

担当したプロジェクトは、リゾートホテルのチャペルや、大手食品メーカーの工場新築、大規模なデザインイベントの展示作品など、非常に華やかなものでした。

しかし、その裏にある待遇は壮絶でした。 雇用契約書はなく、毎月渡されるのは「外注費」という名目の現金5〜6万円のみ。1年のほとんどを事務所の椅子や床で寝泊まりし、銭湯代すら惜しんで風呂に入れない日々。 「華やかな建築作品は、若手の犠牲の上に成り立っている」。その現実を、身を持って知りました。

派遣CADオペレーター時代  〜プライドを捨てて知った「オアシス」〜

    「自分の実力は、コネなしで通用するのか?」 そう考えた私は、地元の関西を離れ、単身東海地方へ乗り込みました。生活のために選んだのは、大手人材会社での「派遣社員(CADオペレーター)」という働き方。

    派遣先となった住宅会社で待っていたのは、衝撃的なほどの「ホワイト環境」でした。 手取り約24万円。土日祝日は休み。 アトリエ時代の私にとって、それは「オアシス」そのものでした。「給料が毎月出る」「週末に休める」。この当たり前のことに涙が出るほど感動し、社会の仕組みのありがたさを痛感しました。

    デベロッパー時代・挫折編  〜同期は100棟、自分は60棟の地獄〜

    その後、派遣先での働きが認められ正社員として登用されましたが、配属されたのは設計ではなく「用地仕入れ(営業)」。 ここで私は、人生二度目の大きな挫折を味わいます。

    担当したエリアは激戦区で、小さな土地しか仕入れられない。 郊外を担当する同期たちが「年間100棟」の数字を叩き出す中、私は必死に動いても「60〜70棟」が限界でした。さらに私だけ宅建の資格を持っておらず、会議のたびに数字と資格の両面で劣等感を突きつけられました。

    「自分は営業に向いていないのではないか」 そう悩み続けましたが、3年目に死に物狂いで宅建を取得。ようやく数字が出始めた頃、次の部署への異動を命じられました。「石の上にも3年」は本当なのだと、身を持って知りました。

    デベロッパー時代・経営編 〜「会社のDNA」を知り、事業立ち上げへ〜

    キャリアの後半は、視座が一気に「経営」へと変わりました。 全国の住宅会社と取引する中で、私はある法則を発見しました。それは、「会社の社風やブラック度は、その会社の『出自(DNA)』で決まる」ということです。

    • 設計事務所上がり記号デザインは良いが、経営が甘い。
    • 不動産屋上がり営業力はあるが、数字に厳しく体育会系。
    • ゼネコン上がり堅実だが、営業力が弱い。

    この「業界構造」が見えてから、私の仕事は加速しました。 その後、新規事業である「企画型注文住宅」の部長や、自社工場の「室長」を歴任。大規模な組織を束ね、数億円規模の設備投資やPL(損益)責任を背負う中で、「現場の論理」と「経営の論理」の両方を深く理解しました。

    このブログで伝えたいこと

    2023年、私は43歳で自らの事業「LAMHNE(ラムネ)」を立ち上げ、このブログを本格始動させました。 なぜ、あえて個人の時間を使ってまで発信するのか。

    それは、「業界の構造を知らずに後悔する人を減らしたい」からです。

    家づくりをする方へ

    ハウスメーカーの営業マンは、決して「自社の不利なこと」は言いません。私は元・中の人として、ポジショントーク抜きの「判断基準」をお渡しします。

    業界への転職・就職を考える方へ

    「建築業界はやめとけ」とよく言われますが、それは「選ぶ会社」と「自分のフェーズ」によります。私が経験した「搾取される場所」と「成長できる場所」の違いを、リアルなデータとして提供します。

    「情報」と「順番」さえ間違えなければ、家づくりもキャリアも必ずうまくいきます。 このブログが、あなたの人生の大きな決断において、信頼できるガイド役になれることを願っています。

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