初めに、実際に12社の転職エージェントを利用した筆者が出した結論
『転職活動は絶対にエージェントを活用すべき。』です。
とはいいつつも・・・
- 「エージェントが良いのは分かるんだけど、転職に関して全体像が知りたい。」
- 「せっかく転職活動するんだから、色々活用して可能性を広げたい」
- 「そもそも転職活動って、どうやって進めるの?」
という方に向けて分かりやすくご説明します。
この記事を書いている人
廣岡 旬 Hirooka Jun
- 元住宅メーカーの部長
- 12社の転職エージェントを利用し、実際に8社と面談
- 設計事務所から住宅会社へ転職
- 建築業界で20年以上従事
- 現在は住宅のコンサルタントをしながら、住宅業界に関わる情報を発信
転職の流れとスケジュール
転職活動をおこなうにあたり、大まかな流れとスケジュールを押さえておきましょう。
転職の流れ
どの転職サービスでも、転職の流れは概ね同じです。
転職サイトに登録。ほとんどのサイトはこの会員登録をしなければ、公開求人を閲覧することができません。
自分の希望条件を選択し、条件にあった会社を探します。最近は職種や勤務地、年収だけでなく、働き方や会社規模など、多種多様な条件から選ぶことができ、自分が希望する条件の会社と巡り合いやすくなっています。
履歴書や職務経歴書など、いわゆるキャリアシートを作成します。どの転職サイトでも、キャリアシートの書き方や様式などが提供されているため、ゼロから考えて作り上げなくてもよくなっています。
キャリアシートができていれば、応募自体は簡単にできますが、自分に合う仕事を見つけるのが大変です。転職サイトでは、そういったことも見越して、WEB上でキャリアタイプ診断なども受けることができます。是非、活用してみてください。
”あなたの可能性”と出会えるキャリアタイプ診断https://doda.jp/dcfront/personality/personalityIndex/
引用元:doda
応募後は会社側で書類選考が行われ、面接へと続きます。
応募から内定までは2週間〜1ヶ月くらい。
内定通知が届くと、条件や入社日などを確認した上で雇用契約を締結し、入社日に向けた退職準備に取り掛かります。
勤めている会社に対し、退職の意思を伝えます。
内定から退職まで1ヶ月〜2ヶ月くらい。
初めのSTEP1〜STEP3までが結構大変そうですよね。
でもSTEP2とSTEP3は、一度【型】を作ってしまえば、短期間であれば何回も使い回しができるため、「1回だけがんばろう!」という気持ちで挑むと、気が楽になります。
次にこれらのステップを、どんなスケジュールで進んでいくのかをご紹介します。
転職スケジュール
一般的に転職活動の期間は約3ヶ月と言われています。
ただし、年齢やキャリアによっては3ヶ月以上かかるケースもあるため、参考程度に考えておきましょう。
STEP6まであるので、半年とか1年くらいかかるのかな?と思われがちですが、意外に短期間で転職までいってしまうんですね。
決断できなくてズルズルいってしまうと、機を逃してしまうため、「3ヶ月後に転職するぞ!」というくらいの意気込みで挑むくらいがちょうど良いでしょう。
3つの転職サービス
転職活動をするにあたり、大きく分けて3つのサービスがあります。
どれも無料で利用することができ、利用者にとって最大のメリットと言えるでしょう。
1 求人サイト【公開求人検索】
求人サイトで条件を選択し、検索して気に入った会社を見つけて応募する方法。
応募や面接、退職のタイミングなど自分自身が行います。
そのためSTEP1〜STEP6を自身でおこなう必要があります。
転職を希望する方に対して、大多数の転職サイトが無料で提供しています。
メリット
- こちらからアクションを起こすため、急いで決断する必要がなく、転職先をじっくり探すことができる。
- おおざっぱな条件から、細かい条件まで幅広く検索できる。
- たくさんの求人から選ぶことができる。
デメリット
- 企業がいくつかの転職サイトに求人を出しているため、検索する転職サイトを変えても、同じ企業がヒットする確率が高い。
- 求人が多すぎて、どの企業に応募するか迷う。
- 条件で絞り込んでも、「思ってたんとちゃう。」という感じになりやすい。(個人的な感想)
2 エージェント
転職エージェントや転職コンサルタントといわれる、アドバイザーが転職を検討している方に対して、キャリアや希望に合った企業を紹介するサービスです。
基本的には1人に対し、1人のエージェントが転職するまでサポートしてくれます。
転職を希望する方に対して、ほとんどのサービスが無料です。
メリット
- マンツーマンで並走して転職活動を支えてくれる。
- エージェントが面談によって、転職する方のキャリアなどをヒアリングする、キャリアカウンセリングをおこない、自分にはどんな仕事が向いているのか?など丁寧にエスコートしてくれます。
- キャリアシートなどの書き方や、面談対策など、内定に向けたアドバイスをしてくれます。
デメリット
- 面談やキャリアシート作成は、片手間では難しく、それなりしっかり取り組まないといけない。
- エージェントによって当たり外れがある。
- 面談で噛み合わなかった場合、そこで終わることがある。
3 スカウト
転職サイトにキャリアシートや希望条件などを登録し、企業からのスカウト(オファー)を受けます。
求人サイトへの登録と同時に行われることもあり、このスカウト機能によって、転職を希望するする方の行動をうながしたりするサイトもあります。
メリット
- 登録するだけでスカウトを受けることができる。
デメリット
- キャリアシートなどの登録情報をしっかり作り込まないと、スカウトがこない。
まとめ 【本気で転職したいなら転職エージェント1択】
求人サイトは情報がたくさんあるため、実際に面接したい企業を絞り込みづらい。
一方でスカウトは、登録に手間がかかるわりに、受身型でいつ転職できるかも不透明。
転職エージェントはキャリアシートや履歴書はしっかりと作り込まないといけませんが、それはどのサービスを利用しても同じことです。
これらの資料作りもしっかりサポートしてくれるため、初めての転職活動でも安心して突き進むことができます。
転職をお考えの方は、迷わず転職エージェントを活用してみてください。
この記事が読者さんの転職活動の参考になれば嬉しいです。