「富士住建 坪単価」と検索して、この記事にたどりついたあなたへ。
キッチンも1.5坪のお風呂も、カーテンや照明まで標準でついてくる「完全フル装備の家」。チラシには大きく坪単価が載っているのに、ネットで調べると40万円台から100万円超えまで数字がばらばらで、結局いくら用意すればいいのか分からない。
そんなふうに、埼玉県や千葉県で富士住建を候補に入れている方に向けた記事です。
私は住宅業界25年。設計事務所から住宅会社まで渡り歩き、現役の業界人として、見積もりの数字と現場の両方を見てきました。
先に答えを言います。
埼玉・千葉で建てる場合、富士住建の2階建ての坪単価は、公式サイトで公開されているデジタルチラシによると、本体50.2万円〜(税込)です。
ただし、これは大きな家を建てたときの一番安い数字です。
このチラシに載っている30〜45坪の2階建て5プランを計算したところ、坪単価は59.4万〜71.4万円でした。
同じ会社のチラシなのに、なぜ坪単価にこれだけ幅があるのか。その理由と、本体価格以外にかかる費用を含めた総額を、この記事で一つずつ分解していきます。
| おすすめ度 |
富士住建が選ばれる理由
- キッチン・1.5坪のテレビ付きバスルーム・食洗機・カーテン・照明・エアコン・太陽光まで、本体価格に含まれている
- 公式チラシに、参考プランごとの本体価格(税込)が坪数つきで載っていて、予算の当たりがつけやすい
- 耐震等級3と制振ダンパー、全窓の樹脂サッシが標準仕様
- 本社は埼玉県上尾市。ショールームは埼玉に7か所、千葉に5か所ある
- 「完全フル装備の家」は2020年に累計10,000棟を達成(公式の沿革)
- キッチンやお風呂などの設備に、追加費用をかけずにこだわりたい人
他社ではオプションになりやすい設備が、最初から本体価格に入っています。 - 標準の設備でほぼ満足できて、間取りを自分で考えるのが苦にならない人
標準のまま建てるほど、坪単価の安さがそのまま総額に出ます。 - 埼玉・千葉で、30坪台後半〜40坪台の2階建てを考えている人
家が大きくなるほど坪単価が下がる価格の付け方です。
- キッチンや照明を、自分で選んだメーカーや商品に入れ替えたい人
標準から外すと割高になる、という声が掲示板に繰り返し出ています。 - 25坪前後の小さな平屋を建てたい人
チラシの参考プランでも、平屋の小さいプランほど坪単価が高く、坪70万〜81万円台です。 - 断熱・気密の数字を最優先で会社を選びたい人
公式サイトとチラシでは、UA値やC値の公表を確認できませんでした。
| 商号 | 株式会社 富士住建 |
| 設立 | 1987年10月8日 |
| 本社 | 埼玉県上尾市東町2-9-20 |
| 代表者 | 代表取締役 竹田 雅男 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 従業員数 | 402名(2026年3月現在・就職情報サイトに会社が載せている数字) |
| 売上高 | 190億4,420万円(2025年9月期・同上) |
| 実績 | 完全フル装備の家 累計10,000棟(2020年7月・公式の沿革) |
| ショールーム | 1都6県に25か所(埼玉県7・千葉県5) |
| 施工エリア | 埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県 |
| 商品 | 完全フル装備の家/HIRARI(平屋)/ZEH/紀州の風/檜日和 |
| 構造 | 檜4寸構造/J-WOOD構造/檜集成構造/Fパネル構造(ツーバイフォー)から選ぶ |
| 耐震 | 耐震等級3+制振ダンパー(構造計算の費用は別途) |
| 断熱・気密 | 断熱等級5・6が標準仕様(標準プランの場合)/UA値・C値の公表は確認できず |
| 坪単価 | 埼玉・千葉:2階建て 本体50.2万円〜/平屋 本体64.4万円〜(税込・2026年4月現在の公式チラシ) |
| 保証・点検 | 構造躯体10年(10年ごとの延長に対応)/無料定期点検は引き渡し後2年間で4回 |
| 許可・登録 | 建設業 国土交通大臣許可(般-4)第19632号/宅建業 国土交通大臣(4)第7697号 |
- 埼玉・千葉向けの公式チラシに載っている坪単価と、参考プラン10例を割り算した本当の坪単価
- チラシの坪単価が実際より安く見える3つの理由
- 本体価格に入っていない費用と、埼玉・千葉で建てたときの総額の目安
- 口コミ掲示板のすべての投稿から追った、坪単価のここ数年の推移
- 価格に関する悪い口コミ5つと、良い口コミ4つ
- 埼玉・千葉で比べられやすい会社と、契約前に確認したい5つのこと
1社だけ調べて決めるのは、後悔する典型的なパターンです。
坪単価は、会社ごとに「何が入っている数字か」が違います。中立の立場のアドバイザーに予算と希望を伝えて、埼玉・千葉で比べるべき会社を一緒に整理してもらうのが近道です。相談は無料で、オンラインでも受けられます。
どのサービスをいつ使うかは、家づくりの段階によって変わります。まだ「何から始めればいいか」の段階なら、進める順番から確認してください。
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富士住建の坪単価は埼玉・千葉で2階建て50.2万円〜。参考プランで割ると59〜71万円

富士住建の坪単価は、埼玉・千葉で建てる場合、2階建てが本体50.2万円〜、平屋が本体64.4万円〜(どちらも税込)です。
出どころは、富士住建が公式サイトで公開しているチラシの「北関東版」です。注意書きに「埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木で建てた場合の価格です」と書かれていて、価格は2026年4月現在のものとされています。
ただ、この最低価格で予算を組むのは危険です。
同じチラシには、坪数と本体価格がセットになった参考プランが10例載っています。これを1つずつ割り算すると、50.2万円のプランは1つもありませんでした。
| 参考プラン | 坪数 | 本体価格(税込) | 坪単価(割り算) |
|---|---|---|---|
| ① 2階建て・3LDK | 29.75坪 | 2,124万円 | 約71.4万円 |
| ② 2階建て・3LDK | 31.50坪 | 2,196万円 | 約69.7万円 |
| ③ 2階建て・3LDK | 33.00坪 | 2,139万円 | 約64.8万円 |
| ④ 2階建て・4LDK | 37.00坪 | 2,510万円 | 約67.8万円 |
| ⑤ 2階建て・5LDK | 45.25坪 | 2,686万円 | 約59.4万円 |
| ⑥ 平屋・1LDK+サイクルガレージ | 22.00坪 | 1,689万円 | 約76.8万円 |
| ⑦ 平屋・3LDK | 25.00坪 | 2,025万円 | 約81.0万円 |
| ⑧ 平屋・2(3)LDK | 30.25坪 | 2,179万円 | 約72.0万円 |
| ⑨ 平屋・3LDK | 34.00坪 | 2,407万円 | 約70.8万円 |
| ⑩ 3階建て・4LDK | 34.75坪 | 2,710万円 | 約78.0万円 |
※公式チラシ「北関東版」(埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)の参考間取りプラン例より。価格は2026年4月現在。坪単価は本体価格÷坪数を小数点第2位で四捨五入した数字です。
2階建ての5例は坪59.4万〜71.4万円、平屋の4例は坪70.8万〜81.0万円、3階建ては坪78.0万円です。
また、30坪台の2階建て(②③④)に絞ると、坪64.8万〜69.7万円です。3LDK〜4LDKの家を考えているなら、この帯で予算を考えておくのが安全です。
チラシには「50.2万円〜」と書いてあるのに、実際のプランで計算すると高くなるのはなぜか。
その理由は、次の章で説明します。
廣岡 旬(宅建士)予算を組むときは、自分が建てたい広さに一番近い参考プランの金額を見てください。そこからの増減で考えるほうが、現実に近い数字になります。
チラシの坪単価が実際より安く見える3つの理由


チラシの「50.2万円〜」が安く見えるのは、①大きな家ほど坪単価が下がる、②平屋・3階建て・小さな家は別の数字になる、③税込か税抜か・どの地域の価格かで数字が変わる、この3つのためです。
ひとつずつ丁寧に説明していきますね。
① 大きな家ほど坪単価は下がる。50.2万円は参考プランにない広さの数字
家の値段には、広さに関係なくかかる費用があります。たとえばキッチンやお風呂、トイレです。30坪の家でも45坪の家でも、数は大きく変わりません。
仮に、設備は広さに関係なく1,000万円、それ以外の建物部分は1坪あたり40万円として計算してみます。
| 項目 | 30坪の家 | 50坪の家 |
|---|---|---|
| 設備 | 1,000万円 | 1,000万円 |
| 建物部分 | 40万円×30坪=1,200万円 | 40万円×50坪=2,000万円 |
| 合計 | 2,200万円 | 3,000万円 |
| 坪単価 | 約73.3万円 | 60.0万円 |
※仕組みを説明するための仮の数字で、富士住建の実際の内訳ではありません。
合計は50坪の家のほうが800万円高いのに、坪単価は約13万円安くなります。同じ1,000万円の設備費を、30坪の家は30坪で、50坪の家は50坪で割るからです。
そのため、家が広くなるほど坪単価は下がります。チラシの参考プランでも、29.75坪の家は坪71.4万円、45.25坪の家は坪59.4万円でした。
この仕組みは昔から変わっていません。2016年6月の掲示板には、当時のチラシに載っていた坪単価38.5万円について、こんな投稿があります。
正確には忘れたが、チラシの坪単価は65坪以上のような大きな家を建てる場合の数字。自分は約48坪で建てて、土地と外構は別で約2,900万円かかった。オプションは約600万円。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「富士住建の評判ってどうですか?(総合スレ)」レス1147(2016年6月・入居済み住民さん)
10年前も今も、チラシの坪単価は「大きな家を建てたときの一番安い数字」です。予算は、自分が建てたい広さに近い参考プランの金額で考えてください。
② 平屋・3階建て・28坪未満は、別の数字になる
平屋は、同じ広さでも屋根と基礎が2階建ての約2倍になるので、坪単価は上がります。チラシでも平屋は「64.4万円〜」と、2階建てとは別の数字で書かれています。
注意書きには、ほかにも次のことが書かれています。
- 28坪未満のプランと平屋のプランは、若干仕様が異なる
- 28坪未満の平屋では、太陽光発電システムはオプションになる(参考プラン⑥⑦)
- 3階建てとスキップフロアのプランは、構造計算により別途費用がかかる
小さな平屋や3階建てを考えているなら、2階建ての「50.2万円〜」は当てはまらないと考えてください。
③ 税込か税抜か、どの地域の価格かで数字が変わる
今のチラシの坪単価は税込です。一方、2023年3月の掲示板には「ショールームで聞いた坪単価は税抜だった」という投稿があります(レス6836)。
50.2万円(税込)を税抜にすると約45.6万円です。ネットに残っている「坪40万円台」という口コミの多くは、税抜で話している時期のものなので、今の税込の数字と並べると比較が崩れます。
もう一つは地域です。富士住建のチラシは、北関東版(埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)と南関東版(東京・神奈川)で価格が違います。
| 項目 | 北関東版(埼玉・千葉など) | 南関東版(東京・神奈川) | 差 |
|---|---|---|---|
| 2階建ての坪単価 | 本体50.2万円〜 | 本体51.1万円〜 | 0.9万円 |
| ① 2階建て 29.75坪 | 2,124万円 | 2,151万円 | 27万円 |
| ③ 2階建て 33.00坪 | 2,139万円 | 2,169万円 | 30万円 |
| ⑤ 2階建て 45.25坪 | 2,686万円 | 2,727万円 | 41万円 |
| ⑦ 平屋 25.00坪 | 2,025万円 | 2,040万円 | 15万円 |
※どちらも公式チラシの参考プラン(税込・2026年4月現在)。同じ間取りの比較です。
参考プラン10例すべてで、埼玉・千葉の価格は東京・神奈川より12万〜41万円安くなっています。
ネットでよく見る「2階建て51.1万円〜」は南関東版の数字です。埼玉・千葉で建てるなら、北関東版の数字で考えてください。



坪単価を聞くときは、「この数字は税込ですか。何坪のどのプランの数字ですか」と、2つをセットで確認してください。
本体価格に入っていない費用と、埼玉・千葉の総額シミュレーション


富士住建で家を建てるときの総額は、土地代を別にして、本体価格の1.2〜1.3倍を見ておいてください。
理由は、チラシの本体価格に入っていない費用が、どの家にも必ずかかるからです。
「完全フル装備」という言葉から、全部込みの価格だと思ってしまう方がいますが、フル装備なのは家の中の設備です。家を建てるための手続きや、敷地の工事は別になります。
本体価格に入っていないものは、チラシと公式サイトに書いてある
| 費用 | 公式の記載 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 確認申請費用 | 本体価格に含まれない(チラシ) | この家を建てていいか、役所に図面を出して確認してもらう手続きの費用 |
| 構造計算費用 | 本体価格に含まれない(チラシ)。結果によっては補強費用も別途(公式サイト) | 耐震等級3を確かめる計算の費用。計算の結果、柱や金物を足すこともある |
| 屋外給排水工事 | 本体価格に含まれない(チラシ) | 道路の水道管・下水管から家までをつなぐ工事。土地によって金額が大きく変わる |
| 地盤改良 | 必要な場合、約80〜180万円(公式サイト「家づくりの流れ」) | 地盤調査で弱いと判定されたときに、地面を固める工事 |
| 解体(建て替えの場合) | 木造80〜120万円、鉄骨150〜200万円程度(同上) | 今の家を壊して更地にする費用 |
| 長期優良住宅・性能評価 | 希望する場合は別途費用(公式サイト) | 住宅ローンの優遇や地震保険の割引に使える証明書をとる費用 |
このほかに、外構(駐車場・門・フェンス)、登記、住宅ローンの手数料、火災保険がかかります。
33坪の2階建てなら、建物の総額は約2,570万〜2,780万円
北関東版の参考プランで、建物にかかる総額を計算しました。土地代と、建て替えの場合の解体費は含みません。
| 参考プラン | 本体価格(税込) | 総額の目安(×1.2) | 総額の目安(×1.3) |
|---|---|---|---|
| ① 2階建て 29.75坪 | 2,124万円 | 約2,549万円 | 約2,761万円 |
| ③ 2階建て 33.00坪 | 2,139万円 | 約2,567万円 | 約2,781万円 |
| ④ 2階建て 37.00坪 | 2,510万円 | 約3,012万円 | 約3,263万円 |
| ⑨ 平屋 34.00坪 | 2,407万円 | 約2,888万円 | 約3,129万円 |
「1.2〜1.3倍」は、私が見積もりを見てきた経験からの目安です。地盤改良が要らず、外構を最小限にすれば1.2倍に近づき、地盤改良と外構にしっかりお金をかければ1.3倍を超えることもあります。
ここにオプションが乗ります。2026年2月の掲示板には、「いろいろなオプションがかさんで500万円近くになった」という施主の投稿もありました(レス6909)。
土地から探す場合は、土地の表示価格にさらに5%ほどの諸費用(仲介手数料・登記費用など)が乗ります。2,000万円の土地なら、約2,100万円で計算してください。



総額の見積もりで金額が大きく変わりやすいのは、屋外の給排水工事と地盤改良です。どちらも土地の条件で数十万〜100万円以上の差が出ます。



土地が決まっているなら、最初の来店で「この土地だと、給排水工事と地盤改良はいくらくらいかかりそうですか」と聞いてみてください。この2つの目安が分かれば、総額をかなり正確に見積もれるようになります。
富士住建の坪単価はここ数年でどう変わった?


富士住建の坪単価は、2021年と2022年に続けて上がり、40坪前後の家で比べると、税抜で坪7万〜15万円ほど高くなっています。
理由は、ウッドショック以降の資材の値上がりと、制振ダンパーなど標準仕様の追加が重なったからです。
口コミを見ると、2021年には「40坪で坪47万円くらい(税抜)」というレスがありました。
今の参考プランと比べると、40坪の家なら、5年前より300万〜600万円ほど高くなっている計算です。
2019年の時点で、すでに「東京・神奈川は高い」と書かれていた
2019年7月の投稿では「神奈川・東京はもう坪1〜2万円高いと思われる」とあります。
今のチラシでも、埼玉・千葉向けの北関東版のほうが、東京・神奈川向けの南関東版より安くなっています。地域で価格を分ける考え方は、少なくとも7年前から続いていると読めます。
坪単価だけでなく、標準の中身も変わっている
もう一つ見落としやすいのが、標準装備の中身の変化です。
4月以降に建築予定だが、4月からの省エネ基準適合の義務化で、標準のエアコンが5台から2台(大きさは少しアップ)になると急に言われた。契約時は6畳用5台と言われていたので納得できない。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6895(2025年4月・コミュファンさん)
他のレスにも、4月下旬の契約で同じことを言われたという投稿があります。今のチラシでは、標準のエアコンは「18帖用×1台・8帖用×1台」と書かれています。
2021年4月には制振ダンパーが標準に加わり、2025年にはエアコンの台数が減りました。
同じ「坪◯万円」でも、時期によって中に入っているものが違います。昔の口コミの坪単価と今の坪単価を、数字だけで並べないでください。



家の価格は、一度上がると下がった例をほとんど見ません。昔の口コミや、知り合いが数年前に建てたときの金額で予算を組むと、最初の見積もりで驚くことになります。予算は、今のチラシと今の見積もりで組んでください。
富士住建の坪単価・総額に関する悪い口コミ5つ


価格への不満は「標準から外れた部分が高い」ことに集まっていて、標準の設備そのものが高いという声はほとんど見当たりませんでした。
理由は、富士住建の価格が「標準装備を一括で仕入れて安くする」仕組みで作られているからです。標準の中で建てる人ほど得をして、外れる人ほど割高になります。
なお、口コミに出てくる担当者・店舗・業者の名前は伏せます。担当者は入れ替わるので、当時の評価を今の店舗に当てはめるのは不正確だからです。
① 付帯工事とオプションで、坪80万円になった
50坪の家を建てている。基本工事が2,400万円で、付帯とオプションで1,800万円、合計4,200万円。まだ構造計算後の追加工事が入っておらず、外構もゼロで坪80万円。標準から少しでも外れるとかなり高い印象で、たとえば乾太くん8キロが23万円だった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6823(2023年1月・どうなのかなぁ。。)
本体2,400万円を50坪で割ると、坪48万円です。そこに付帯とオプションが1,800万円乗り、4,200万円を50坪で割ると坪84万円です。投稿者の「坪80万円」よりさらに高い計算です。
この投稿者は、12日後のレス6827で「割高なものを外して、坪70万円ちょっとで建てられそう」と書き、2023年11月のレス6852では「以前にどうなのかなぁで書き込んだ者です」と名乗って、完成の報告をしています。その内容は、良い口コミの章で紹介します。
本体の坪単価が安くても、標準から外れる選択を重ねると、総額では大手と変わらない水準まで上がります。
② 最終の請求が、見積もりより200万円近く上がった
変更契約のあとに出るはずの見積もりが、催促しても家が完成するまで出なかった。オプションには想定の倍の価格のものもあり、着工前に分かっていたら取りやめたはずの内容がそのまま施工された。最終の請求は、変更契約のときの仮の見積もりより200万円近く上がった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6846(2023年7月・匿名さん)
同じ投稿には、「取りやめた内容が残って計上されていた」「細かい部分は一式でまとめられていて、内訳を出してもらわないと確認しきれない」とも書かれています。
この投稿で不満の元になっているのは、金額そのものより、金額が確定する前に工事が進んでしまったことです。1件の投稿なので会社全体の傾向とは言えませんが、注文住宅ではどの会社でも起こりうる行き違いです。
③ 標準から変えると割高。小さくしても減額にならない
標準から変更すると、建具でも設備でも、変更するものを新品で買う以上の差額を請求される。標準のシーリングライトを指定のペンダントライトに変えたら、差額は5万円だった。営業の話では、商社経由の仕入れで高いうえに、手数料が乗るからだという。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6858(2024年1月・通りすがり)
2025年7月のレス6903には、「標準のエアコンより狭い部屋用に1ランク小さくしようとしても、逆に高くなるらしい」という投稿もあります。2024年10月のレス6885には「値引きはない。パッケージプランなので、変更すればその分プラスされる」とあります。
標準装備は、まとめて仕入れることで安くしている部分です。そこから1つだけ別の商品に変えると、まとめ買いの割引が効かなくなるので、差額が大きく見えます。
④ 値上げが続き、オプションなしでも予算を超えた
在来工法で建物36坪、2,400万円の見積もりを出された。オプションはつけず、つけたのはトイレのセンサーライトくらい。坪単価がかなり上がっているようで悩ましい。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6773・6776(2022年3月・通りがかりさん)
2,400万円を36坪で割ると、坪約66.7万円です。この2か月後には「6月にまた坪単価4万円アップ」という投稿(レス6787)が続きます。
2022年の時点で、30坪台の家が、オプションなしでも坪60万円台後半になっていた例です。値上げが続いた時期に検討していた人ほど、予算とのずれに悩んでいたことが分かります。
⑤ 外構を富士住建経由で頼むと、一番高かった
外構について、富士住建のエクステリア部門に見積もりとデザインを頼んだら、3社の見積もりで一番高かった。地元のセンスのいい外構屋さんを探して頼んだら、理想どおりで融通も利いて正解だった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6909(2026年2月・匿名さん)
2023年9月のレス6850にも、富士住建のグループの外構会社について「おすすめしない。次は外構は絶対ほかにお願いする」という投稿があります。
外構は、家の契約とは別に相見積もりを取りやすい工事です。建物と外構の見積もりを分けてもらい、外構だけ地元の専門店と比べるだけで、総額は変わります。



悪い口コミ5つのうち4つは、「標準から外れた部分」と「金額の確定の仕方」の話です。打ち合わせのたびに「今日決めたことで、金額はいくら変わりますか」と聞いて、メモに残してください。最後に請求額で驚くことはなくなります。
価格に満足している良い口コミ4つ


価格に満足している人に共通しているのは、「標準装備の範囲で建てた」か「割高な部分を自分で見極めて外した」かのどちらかです。
理由は、富士住建の安さが、標準装備をそのまま使うことで最大になる仕組みだからです。悪い口コミの裏返しになっています。
① オプションを盛っても「この程度の値段で済むのか」
比較的最近に引き渡しだった。後悔したことはほとんどない。オプションをたくさんつけたのに「この程度の値段で済むのか」となった。標準装備のレベルが高いのがとても良い。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6874(2024年7月・口コミ知りたいさん)
同じ投稿には、「間取りの提案力は高くなかったので、自分たちで外観・間取り・内観を考えた」とも書かれています。価格への満足と、自分で考える手間は、セットになっていると読めます。
② 坪80万円で悩んだ人が、完成後に「性能に比して安い」
以前にどうなのかなぁで書き込んだ者。完成した家はかなり満足度が高い。とにかく性能に比して安く、コスパがいい。弱みは、標準仕様からほかのものに変えると割高になること。コスパを意識する人はほぼ変更できないと言っていいが、ある程度は標準で揃っている。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6852(2023年11月・完成しました。)
悪い口コミ①で「坪80万円」と書いた本人の、完成後の報告です。この投稿には「参考になる!」が17件ついていて、2023年以降の投稿では一番多い数です。
途中で割高な部分を見極めて外し、最終的には満足しています。同じ会社でも、標準とオプションの線引きを自分で引けるかどうかで、坪単価の着地点が坪10万円単位で変わるという実例です。
③ 木材が高騰しても、契約時の金額で見積もってくれた
引っ越して1年が過ぎた。最初は3社に相談し、富士住建の細やかな設計が一番気に入ってお願いした。コロナで木材が高騰したが、契約時の金額で見積もってくれて、コスト的にも満足できた。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6851(2023年10月・penpen)
値上げが続いた時期でも、契約したあとの値上げは、施主に転嫁しなかったという投稿です。値上げの前に契約を急ぐ必要はありませんが、契約書に「契約後の資材高騰はどう扱うか」が書かれているかは確認しておく価値があります。
④ 値引きはないが、見積もりの仕組みは分かりやすい
元大手ハウスメーカーの営業マン。富士住建に限らず、営業マンと現場監督によるところは大きい。この会社の良いところは明瞭な見積もり、そこに尽きる。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6844(2023年7月・契約後着工前の打ち合わせ中)
本体価格が「坪単価×坪数」で決まり、値引きで金額が動かないので、最初の見積もりの見通しは立てやすい仕組みです。2021年3月のレス6665にも「結局坪単価×坪数なので、だいたい自分で分かるはず」という投稿があります。
ただし、この投稿のすぐあとのレス6846(悪い口コミ②)は「見積もりが明瞭ということもなかった」と反論しています。本体価格は明瞭でも、変更やオプションの金額は、自分で確認しないと見えにくいというのが、2つの投稿を並べたときの実態です。



標準装備のカタログを先にもらい、「このまま使うもの」「変えたいもの」に家族で印をつけてから打ち合わせに行ってください。変えたいものが少ないほど、富士住建の坪単価の強みが活かせます。
現役業界人が見た「坪単価に見合う中身か」(標準装備・性能・保証)


設備の中身を考えると、富士住建の坪単価は割安です。一方で、断熱・気密と保証の長さは強みにはなっていません。
理由は、価格の多くを設備に振った商品設計だからです。公式サイトでは、豪華なカタログやモデルハウスをつくらず、メーカーとの年間交渉で仕入れ単価を抑えている、と説明されています。
標準装備は、他社のオプション分まで入っている
公式チラシ(北関東版)に載っている標準仕様の主なものです。
| 場所 | 標準でついてくるもの | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| キッチン | 対面式システムキッチン(クリナップ・タカラスタンダード・トクラスから選ぶ)、食器洗い乾燥機、浄水器一体型水栓、自動洗浄レンジフード、カップボード | 他社ではグレードアップの定番になる部分が、最初から入っている |
| お風呂 | 1.5坪のシステムバス(TOTO・LIXILから選ぶ)、浴室22V型テレビ、浴室換気暖房乾燥機 | 一般的な1坪サイズより一回り広い。テレビ付きは他社ではまずオプション |
| 暮らしの必需品 | LED照明(全居室)、カーテン(全居室)、エアコン(18帖用×1台・8帖用×1台) | 入居後に自分で買いそろえる費用がかからない |
| 窓・玄関 | 全窓の樹脂サッシ+Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)、防犯合わせペアガラス(1階は全窓、2階はテラスの窓2か所まで)、電動シャッター、断熱玄関ドア | 樹脂サッシはアルミより熱を伝えにくく、結露しにくい |
| 省エネ | 太陽光発電システム(参考プランでは2.12kW。28坪未満の平屋はオプション) | 容量は大きくないので、光熱費をゼロにする目的なら追加が必要 |
他社の見積もりと比べるときは、坪単価だけを並べないでください。他社の見積もりに「カーテン・照明・エアコン2台・食洗機・浴室テレビ・太陽光は入っていますか」と聞き、入っていなければその金額を足してから比べるのが正しい比べ方です。
この比べ方をすると、表の坪単価では他社のほうが安く見えても、総額では逆転することがよくあります。
耐震等級3+制振ダンパーが標準。ただし証明書は別途
| 項目 | 富士住建の公表内容 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 耐震等級 | 3(構造計算の費用は別途。性能評価の証明書をとる場合も別途費用) | 法律の1.5倍の強さ。消防署や警察署と同じ水準 |
| 制振 | オリジナルの制振ダンパーを標準装備。揺れを最大82%軽減する設計(公式) | 耐震が「力に耐える」のに対し、揺れそのものを吸収する。くり返す余震に効く |
| 構造 | 檜4寸構造/J-WOOD構造/檜集成構造/Fパネル構造(ツーバイフォー)から選ぶ | 木の柱と梁で組む工法と、壁の面で支える工法の両方がある |
| 断熱等級 | 5・6が標準仕様(富士住建の標準プランの場合。間取りで変わることがある) | 等級5は国の最低ライン(等級4)の一つ上。等級6はさらに上で、冬の朝に部屋が冷え切りにくい |
| 断熱(UA値) | 公表を確認できず | 家からどれだけ熱が逃げるかの数字。小さいほど高性能 |
| 気密(C値) | 公表を確認できず | 家全体のすき間の量。実際に測らないと出ない数字 |
耐震等級3と制振ダンパーの組み合わせは、この価格帯としては十分な内容です。
ただし、耐震等級3の家を建てただけでは、地震保険は安くなりません。保険会社に「この家は耐震等級3です」と証明する書類を出して、はじめて保険料が安くなります。
住宅ローンの優遇も同じで、証明書がないと受けられません。
この証明書をとる費用は本体価格に入っておらず、公式サイトにも「別途費用」と書かれています。
そのため、最初の見積もりの段階で証明書の費用を聞いて、保険料の割引で元がとれるかを比べてから決めてください。
気密は、測るかどうかで住み心地が変わる
2026年2月のレス6909で、富士住建で建てた施主は、断熱等級は6だが気密測定はしておらず、真冬に北側の洗面所が寒いと書いています。
気密については勉強不足で、普通に暖かいと信頼して任せていて、測定もしていなかった。真冬の今、北側の洗面所などは寒い。そこが一番の後悔。測定を前提にしておけば、施工もしっかりしてもらえたのかもと悔やんでいる。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6909(2026年2月・匿名さん)
断熱等級は「設計上の数字」、C値は「実際に建てた家で測る数字」です。断熱材が良くても、すき間が多ければ暖かさは逃げていきます。



「この家で気密測定をしてもらえますか。費用はいくらですか」と、契約前に聞いてください。測定をすると決まっている現場は、すき間を埋める作業も丁寧になります。
太陽光は標準。ただし、そのままではZEHにならない
太陽光発電は、チラシのほとんどの参考プランで本体価格に入っています。ただし、28坪未満の小さな平屋ではオプションです。
載っているパネルの量は多くありません。公式サイトのZEHのページにも、標準より少しパネルを増やし、家の電気の使用量と発電量を画面で見られる機器(HEMS/ヘムス)をつけるとZEHになる、と書かれています。
つまり、標準のままではZEHではありません。増設にいくらかかるかは公表されていません。
富士住建が公表しているZEHの割合は、2025年度の新築戸建てで27%です(Nearly ZEHなどを含む)。4軒に1軒ほどがZEHにしている計算です。
ZEHにするかどうかで変わるのが、国の補助金です。国の「みらいエコ住宅2026事業」では、注文住宅の「ZEH水準住宅」の申請は9月30日で締め切られました。
今から申し込めるのは「GX志向型住宅」(埼玉・千葉なら110万円)と「長期優良住宅」(同75万円。子育て世帯か若者夫婦世帯が対象)で、どちらも12月31日まで、予算がなくなりしだい終了です。
GX志向型住宅は、断熱等級6であることや、電気の使用量を見られる機器をつけることが条件です。富士住建の標準のままで届くかは、間取りと仕様しだいです。



「ZEHにすると、パネルの増設と電気の使用量を見る機器で、いくら上がりますか。補助金の対象になりますか」と、最初の見積もりで一緒に聞いてください。補助金は毎年中身が変わるので、契約の時期によって使えるものが違います。
保証は10年、無料点検は2年まで。ここは短め
公式サイトでは、構造躯体の保証は10年で、10年ごとの保証延長に対応しているとされています。無料の定期点検は、引き渡しから初回・6か月・1年・2年の4回です。3年目以降は、有償の点検で「住まいの健康診断書」を発行する仕組みです。
初期保証を20年や30年にしている会社もある中で、富士住建の保証と無料点検の期間は短めです。本体価格の安さには、この部分も含まれていると考えてください。
延長の条件と、有償点検の費用は、公式サイトでは確認できませんでした。契約前に書面でもらっておくと安心です。
富士住建と契約する前に必ず確認したい5つのこと


富士住建に決める前に、まずは他社と同じ条件で比べてください。
埼玉では、比べる相手として県民共済住宅の名前がよく出てきます。掲示板には「40坪だと、坪単価の差で800万円ほど変わる」という投稿がある一方で、比べたうえで富士住建を選んだという投稿もあります。
どちらが安いかは、比べ方で変わります。坪単価の差だけを見るのではなく、相手の見積もりに富士住建と同じ設備を足した総額で並べてください。
そのうえで富士住建が第一候補になったら、ショールームに行ってみてください。
埼玉県に7か所(上尾・熊谷・川越・所沢・川口・越谷・久喜)、千葉県に5か所(流山・船橋・成田・千葉・木更津)あります。標準のキッチンやお風呂を実物で見て、「このままでいい」と思えるかが、坪単価の安さを活かせるかの分かれ目です。
ショールームでは、次の5つを聞いておいてください。価格に関する口コミの不満のほとんどは、これで事前に防げます。
① 本体価格に入っていないものの一覧
「思ったより総額が高い」への対策です。
「この間取りの本体価格に入っていないものを、一覧でもらえますか」と聞いてください。確認申請・構造計算・屋外の給排水・地盤調査と地盤改良・外構・登記・ローンの手数料・火災保険が、どこまで見積もりに入っているかが分かります。
② この土地の給排水・地盤と、防火の指定
「土地の条件で金額が増えた」「窓が変わった」への対策です。
チラシの注意書きには、「準防火エリアでは、建築基準法に則り仕様が異なる場合があります」と書かれています。
準防火では樹脂サッシは入らない。防犯合わせガラスも無理。玄関ドアも準防火用の、断熱性能が一段低いものに変更になる。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス6856(2023年12月・通りすがり)
2024年1月のレス6858でも、同じ名義の投稿者が「防火窓は金額が上がる上に断熱性能は下がる」と書いています。
準防火地域は、駅に近い住宅地や、家が密集している市街地に指定されていることが多いです。埼玉・千葉でも、駅に近い土地を考えているなら、土地を決める前に防火の指定を確認してください。市役所の窓口や、市のホームページの都市計画図で調べられます。
「この土地だと、給排水と地盤改良はいくらくらい見ておけばいいですか。準防火地域の場合、窓と玄関ドアはどう変わって、差額はいくらですか」と聞いてください。
③ 標準から外したもの、小さくしたものの扱い
「標準から変えると割高」「小さくしても減額にならない」への対策です。
「標準のものを使わない場合や、小さいものに変える場合は、金額はどうなりますか」と聞いてください。変えたいものが決まっているなら、その品目の差額を最初の見積もりに入れてもらうと、あとで驚かずに済みます。
④ 変更のあとの見積もりが出る時期
「最終の請求が見積もりより200万円近く上がった」への対策です。
「仕様を変えたあとの見積もりは、いつ頃いただけますか。着工の前にいただけますか」と聞いてください。打ち合わせのたびに、その日に決めたことと金額の増減をメモにして、担当の方に送っておくと確実です。
⑤ 外構の見積もりを、建物と分けてもらえるか
「外構を富士住建経由で頼んだら一番高かった」への対策です。
「外構の見積もりを、建物とは分けて出していただけますか」と聞いてください。分けてもらえれば、外構だけ地元の専門店と比べられます。



もう一つ、お金で解決できる手段もあります。第三者のホームインスペクション(住宅診断)は5〜10万円程度です。基礎と上棟時の2回入れておけば、施工の不安はかなり減ります。
富士住建の坪単価に関するよくある質問


Q. 富士住建の坪単価はいくらですか?
A. 埼玉・千葉で建てる場合、公式チラシでは2階建てが本体50.2万円〜、平屋が本体64.4万円〜(税込)です。
ただし、同じチラシの参考プランを割り算すると、2階建ては坪59.4万〜71.4万円でした。予算は、建てたい広さに近い参考プランの金額で考えてください。
Q. 30坪台の家だと、総額はいくらになりますか?
A. 土地代を別にして、本体価格の1.2〜1.3倍が目安です。
参考プランでは、33坪の2階建て(本体2,139万円)で約2,570万〜2,780万円、37坪の2階建て(本体2,510万円)で約3,010万〜3,260万円です。ここにオプションと、建て替えなら解体費が乗ります。
Q. 値引きはありますか?
A. 掲示板には「値引きはない。パッケージプランなので、変更すればその分プラスされる」という投稿があります(2024年10月・レス6885)。
値引きを前提に交渉するより、標準装備をどこまでそのまま使うかで総額を調整するほうが現実的です。
Q. 平屋の坪単価は高いですか?
A. 2階建てより高くなります。チラシでは平屋は本体64.4万円〜で、参考プラン4例を割り算すると坪70.8万〜81.0万円でした。
小さい平屋ほど坪単価が上がり、28坪未満の平屋では太陽光発電がオプションになります。
Q. 太陽光パネルは坪単価に入っていますか?
A. 入っています。ただし、28坪未満の平屋ではオプションです。
標準のパネルの量では、ZEHにはなりません。ZEHにするには、パネルの増設と、電気の使用量を見られる機器(HEMS)の追加が必要で、その費用は公表されていません。
Q. 東京・神奈川と、埼玉・千葉で価格は違いますか?
A. 違います。公式チラシは北関東版と南関東版に分かれていて、同じ参考プランで、埼玉・千葉のほうが12万〜41万円安くなっています。
ネットでよく見る「2階建て51.1万円〜」は、東京・神奈川向けの数字です。
Q. 富士住建はローコスト住宅ですか?
A. 今の坪単価は、30坪台の2階建てで坪60万円台が中心で、いわゆるローコスト住宅よりは高めです。
ただし、他社ではオプションになりやすい設備が本体価格に入っています。他社と比べるときは、同じ設備をそろえた総額で並べてください。



まずは他社も含めて、中立の窓口で比べ方を相談するところから始めてください。
ここまで読んで「他も見ておきたい」と思ったなら、次に決めるのは比べる順番です。段階ごとに向いているサービスを整理しています。
まとめ:富士住建の坪単価は「標準のまま建てる人」ほど安くなる


最後に、住宅業界25年の現役業界人としての結論を書きます。
富士住建の坪単価は、標準装備をそのまま気に入れる人にとっては、かなり割安な選択肢です。
ただし、チラシの「50.2万円〜」は一番条件の良い場合の数字で、30坪台の2階建てなら坪64.8万〜69.7万円が現実の帯です。ここに本体価格に入っていない費用が乗り、総額は本体の1.2〜1.3倍になります。
この記事で確認したことを、もう一度並べます。
- 埼玉・千葉の価格は北関東版。東京・神奈川より、同じプランで12万〜41万円安い
- 確認申請・構造計算・屋外給排水は本体価格に入っていない。地盤改良は必要なら約80〜180万円
- 坪単価は2021年と2022年に続けて上がった。昔の口コミの金額では予算を組まない
- 価格への不満は、標準から外れた部分の金額と、変更後の金額の確定の仕方に集まっている



富士住建は、設備にお金をかける代わりに、カタログやモデルハウスにはお金をかけない会社です。標準装備を実物で見て「このままでいい」と思えるなら、坪単価の安さは本物です。変えたいものが多いなら、その差額まで含めて、他社と同じ土俵で比べてください。
そして最後に、これだけはお伝えしておきます。
家づくりで最も後悔しやすいのは、比較材料を持たないまま1社に絞ってしまうことです。坪単価の安さが本当に安いのかは、ほかの会社と同じ条件で並べてみないと分かりません。
中立のアドバイザーに相談すれば、予算と希望に合う会社を一緒に絞り込んでもらえます。相談は無料で、合わなかった会社への断りの連絡も代わりに引き受けてもらえます。
相談のあとは、条件を整理する段階、候補を絞る段階、最終判断の段階と、使うサービスが変わっていきます。営業の断り方まで含めて、こちらにまとめています。
この記事を書いている人


廣岡 旬(Hirooka Jun)
宅地建物取引士
- 🏠 注文住宅・マンション購入の実体験あり
- 💼 住宅業界25年|設計事務所・住宅会社を経験
- 🐦 Xフォロワー1,000人超


倉田 結城(Kurata Yuuki)
一級建築士
- 📐 合格率10%の難関国家資格
- 🏗️ 住宅会社で設計・商品開発に従事
- 📋 LAMHNEで住宅コンテンツの設計監修を担当

