「ヤマカ木材 評判」と検索して、この記事にたどりついたあなたへ。
無垢の床と漆喰の壁が標準で、月々4万円台から。岐阜の住宅展示場でよく見かける会社です。それなのに口コミを開けば「やばい」「おすすめしない」という言葉が並んでいて、本当に任せて大丈夫なのか分からない。
そんなふうに、岐阜県や愛知県・三重県でヤマカ木材を候補に入れている方に向けた記事です。
私は住宅業界25年。設計事務所から住宅会社まで渡り歩き、現役の業界人として、事業の数字と現場の両方を見てきました。
先に答えを言います。
雨漏りや構造の不具合が続いているといった「欠陥住宅」と言える報告は、調べた範囲では確認できませんでした。
ヤマカ木材の口コミ掲示板に残る418件の投稿のうち、約8割は2016〜2022年に書かれています。この時期、ヤマカ木材の年間の完工棟数は40棟から210棟へと5倍以上に増えていました。
不満のほとんどは、建物そのものではなく、営業の進め方・標準の断熱・アフターの連絡が主でした。
ただし、2023年以降も「点検で直すと言われたまま連絡がない」「店長の対応が悪かった」という声は残っています。最近は、建てた人よりも、工事現場の近所に住む人からの苦情が目立つようになりました。
この記事では一つずつ分解していきます。
| おすすめ度 |
ヤマカ木材が選ばれる理由
- 全部屋の床が無垢材、LDKの壁は漆喰が標準。この組み合わせで1,500万円台からという価格設定
- 1951年創業の材木屋がルーツ。柱や梁などの骨組みにも無垢材を使うと公式に明記している
- 耐震等級3を標準とし、構造・防水の保証は初期20年・最長60年
- 年間の完工棟数は約200棟(2022〜2024年度)。岐阜県の注文住宅着工棟数で地域ビルダー部門1位を受けた実績がある(2020年度・住宅産業研究所調べ)
- 設備・付帯工事を含めた「コミコミ価格」で、建物の広さごとに価格が決まっている
- 無垢の床と漆喰の壁を、予算を抑えて取り入れたい人
全部屋の無垢床とLDKの漆喰が標準で、21坪のセミオーダーなら1,540万円からです。 - 用意された基本の形から選んで、価格を早めに固めたい人
広さごとに価格が決まっているので、最初の相談で予算感がつかめます。 - 断熱をオプションで上げることも含めて、自分で仕様を決めていける人
「断熱材を変更して冬も困っていない」という施主の投稿があります。
- 断熱・気密の数字を最優先で会社を選びたい人
公式サイトでは、UA値やC値の公表を確認できませんでした。 - 同じ担当者に、引き渡し後まで長く見てほしい人
社員の平均勤続年数は3.5年(2024年度・就職情報サイトに会社が載せている数字)で、「担当が辞めていた」という声が続いています。 - 押しの強い営業が苦手で、断るのにストレスを感じる人
「契約を急がされた」という声が、2014年から2024年まで出ています。
| 商号 | 株式会社 ヤマカ木材 |
| 創業・設立 | 創業 1951年5月(山田木材店)/設立 1974年8月 |
| 本社 | 岐阜県岐阜市城東通2丁目44-2 |
| 代表者 | 代表取締役 山田 重貴 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 従業員数 | 151名(正社員111名・パート等40名/2024年5月時点) |
| 売上高 | 51.9億円(2024年度)/2025年度は56.7億円の予定(公式の業績推移) |
| 完工棟数 | 191棟(2024年度)/2025年度は201棟の予定(公式の業績推移) |
| 展示場 | 9か所(岐阜県5・愛知県3・三重県1) |
| 施工エリア | 岐阜県・愛知県・三重県(一部地域を除く) |
| ブランド | ナチュリエ(自然素材の注文住宅)/オンリーホーム/シンプルホーム(分譲) |
| 工法 | 木造軸組(構造用の面材で補強した「ソリッドフレーム工法」) |
| 耐震等級 | 3を標準(公式コラムの記載) |
| 断熱・気密 | UA値・C値の公表は確認できず |
| 坪単価の目安 | 65.7万〜80.0万円(SUUMOの参考価格)/ナチュリエ21坪のセミオーダーで1,540万円〜 |
| 保証 | 構造・防水 初期20年・最長60年/地盤20年/住宅設備10年 |
| 許可・登録 | 建設業 国土交通大臣許可(般-3)第28264号/宅建業 岐阜県知事(11)第2480号 |
- 「やばい」という口コミが「いつ」書かれたのかを、掲示板の全418件から数えた結果
- 悪い口コミ5つを、投稿の年月とレス番号付きで検証した内容
- 完工棟数が5年で5倍以上に。悪評が集中した時期と、会社の急拡大が重なる理由
- 住んだ人が評価している点と、良い口コミ5つ
- 掲示板に残る断熱仕様の変化と、今の坪単価の考え方
- 最長60年保証で確かめておくべき条件と、契約前に確認したい5つのこと
1社だけ調べて決めるのは、後悔する典型的なパターンです。
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ヤマカ木材の評判が「やばい」と言われる正体は3つ。投稿の8割は急拡大の時期に集中している

ヤマカ木材の評判が悪く見える理由は、①投稿の約8割が会社の急拡大期に集中している、②不満の向き先が「人」と「標準の断熱」に偏っている、③2023年以降は近所の人からの苦情が増えている、この3つに分けられます。
理由は、口コミの出どころである住宅掲示板のスレッドを、最初のレスから最後のレスまで読んで、投稿の年と中身を一つずつ確認したからです。
上位に出てくる口コミ記事の多くは、会社の公式サイトに載っている「お客様の声」か、掲示板から数件を抜き出したものです。その投稿が「いつ」のものかを書いている記事は見当たりませんでした。
ここを分けないと、何年も前の話を今のヤマカ木材の話として読んでしまいます。
① 投稿の約8割は、2016〜2022年の7年間に書かれている
口コミの中心になっているのは、住宅掲示板「e戸建て」のスレッド「岐阜のヤマカ木材について教えてください」です。2013年9月の最初の投稿から、2026年8月の最新の投稿まで続いています。
2026年10月時点で読める418件の投稿を年ごとに数え、公式サイトに載っている年間の完工棟数と並べました。
| 年 | 掲示板の投稿数 | 完工棟数(公式・年度) |
|---|---|---|
| 2013〜2015年 | 23件 | 24〜35棟 |
| 2016年 | 31件 | 43棟 |
| 2017年 | 40件 | 40棟 |
| 2018年 | 19件 | 52棟 |
| 2019年 | 43件 | 97棟 |
| 2020年 | 31件 | 142棟 |
| 2021年 | 111件 | 179棟 |
| 2022年 | 54件 | 210棟 |
| 2023年 | 28件 | 206棟 |
| 2024年 | 8件 | 191棟 |
| 2025年 | 21件 | 201棟(予定) |
| 2026年 | 9件 | ― |
418件のうち329件、割合にして約8割が2016〜2022年の投稿です。この間に、完工棟数は40棟(2017年度)から210棟(2022年度)へと5倍以上に増えています。棟数の伸びが止まった2023年以降、投稿は大きく減りました。
なお、このスレッドには、当事者の一方だけが主張している弁護士を介したトラブルや、社員個人を名指しした書き込み、伝聞だけの話も含まれています。家を建てる判断材料にならず、こちらで真偽を確かめられないため、この記事では扱いません。
② 不満の向き先は「人」と「標準の断熱」
悪い投稿の中身を分けると、「営業がしつこい」「契約を急がされた」「点検に来ない」「担当がすぐ辞める」と、ほとんどが人の対応に向いています。
建物そのものへの不満で一番多いのは、「標準の断熱材が安いものだった」「冬が寒い」という声です。
ただし、これは2017〜2019年の投稿に集中していて、2021年以降は断熱材の中身が変わっていることが、施主の書き込みから読み取れます。
③ 2023年以降は「近所の人」からの苦情が目立つ
件数が減ったからといって、問題がなくなったとは言えません。
2023年以降の66件には、「点検で直すと言って連絡がない」「店長の対応が悪かった」という施主・検討者の投稿に加えて、工事車両の駐車や、ゴミ、夜遅くまでの作業といった、工事現場の近所に住む人からの苦情が増えています。
家を建てる人にとっても他人事ではありません。家が建つ前から、ご近所との関係は始まっているからです。
倉田 結城(一級建築士)口コミを読むときは、「いつの投稿か」「建物の話か、人の話か」の2つで分けてください。この2つを分けるだけで、今のヤマカ木材に当てはまる情報かどうかがはっきりします。
ヤマカ木材が向いている人・向いていない人


ヤマカ木材は「無垢と漆喰の家を、予算の中で建てたい人」には合う会社で、「断熱性能を何より優先したい人」は別の会社も並べて比べてほしい会社です。
理由は、口コミの評価が「素材と価格」と「性能と人」ではっきり分かれているからです。
無垢の床と漆喰をこの価格で、という評価は時期を問わず出ています。一方で、不満は標準の断熱と、営業・アフターの対応に集まっています。
| あなたの状況 | ヤマカ木材は合うか | 理由 |
|---|---|---|
| 無垢の床や漆喰の壁を予算内で入れたい | かなり合う | 全部屋の無垢床とLDKの漆喰が標準。21坪のセミオーダーで1,540万円から |
| 広さと価格を早めに固めたい | 合う | 広さごとに価格が決まっていて、付帯工事も含めた金額で話が始まる |
| 断熱・気密の数字で会社を選びたい | 要確認 | UA値・C値の公表がない。等級6などに上げるなら差額を見積もりで確かめたい |
| 間取りを一から自由に決めたい | 要確認 | 基本の形を規格化して価格を抑えている。外れるほど追加費用がかかると公式も書いている |
もう一つ、知っておいてほしい数字があります。
就職情報サイトに会社が載せている数字では、正社員の平均年齢は32.18歳、平均勤続年数は3.5年(2024年度)です。若い会社で、人の入れ替わりが前提になっていると読めます。
家づくりは、契約から引き渡しまで1年近くかかることも珍しくありません。担当者が途中で替わる可能性を、最初から織り込んでおく必要があります。



担当の方と相性が合うか不安なら、最初の来店で「打ち合わせには、ほかにどなたが同席されることが多いですか」「家が建ったあとは、どちらに連絡すればいいですか」と聞いてみてください。担当の方以外に誰が関わるのか、引き渡し後は誰が見てくれるのかが分かります。
ヤマカ木材の悪い口コミ・評判5つを投稿時期付きで検証する


悪い口コミ5つのうち4つは営業・アフター・施工の段取り・工事現場のマナーといった人と段取りの問題で、建物の性能そのものへの指摘は、標準の断熱に関する1つです。
理由は、投稿を1件ずつ時期と中身で確認していくと、不満の向き先がはっきり分かれるからです。
なお、口コミに出てくる担当者・店舗・現場の地名は伏せます。担当者は入れ替わるので、当時の評価を今の店舗に当てはめるのは不正確だからです。
① 営業がしつこい。契約を急がされた
土地の購入をいったん見送り、夫婦でゆっくり考えたいと伝えた。他社は理解してくれたが、ヤマカ木材は「期間を決めないと話は進まない。いつまでと決めているのか」と、こちらの話を聞かずに土地の話ばかり進めてきたのでやめた。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「岐阜のヤマカ木材について教えてください」レス181(2020年3月・匿名さん)
「営業がしつこい」という投稿は、2014年のレス18から始まり、2018年のレス121、2022年のレス402まで、時期を問わず出ています。
最近のものでは、2024年7月のレス514に、店長が他社を鼻で笑う、質問しても小馬鹿にしたように答えられた、他社に決めると伝えたあとの土地の買付けの扱いで行き違いがあった、という投稿があります。
急いで契約を取りに来るのは、棟数を一気に伸ばしている会社でよく見る動き方です。月ごとの目標が高い会社ほど、営業は「今月決めてほしい」と言いやすくなります。



急かされたら、「他社の見積もりが揃うのが◯日なので、その後に返事をします」と日付を先に伝えてください。理由と期限を言えば、それ以上は押してきにくくなります。
② 標準の断熱材が弱く、冬が寒い
予算があまりなく、自然素材が好きでここで建てた。今の時期は朝の床冷えがする。無垢の温かみは感じられない。営業さんの「冬も暖かいですよ」は今後言わないほうがいい。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス126(2018年12月・匿名さん)
2017年4月のレス80〜83では、施主が「壁の断熱材はグラスウール100mm、10Kと書いてあった」と書き込み、別の人から「10Kは一番グレードの低い断熱材」と指摘されています。2019年1月のレス135にも「本当に寒い」という投稿があります。
ここで大事なのは、この不満が2017〜2019年ごろの標準仕様の家の話だということです。2021年以降の施主の書き込みでは、断熱材の密度が上がっていることが分かります。仕様の変化は、あとの章で表にまとめます。
ただ、窓については2023年6月のレス476に「樹脂の窓に変えたかったが、選べる窓が限られていてアルミと樹脂の複合が精一杯だった」という投稿があります。断熱にこだわるなら、窓まで含めて最初に確認しておく必要があります。
③ 定期点検に来ない。直すと言われたまま連絡がない
ホームページに書いてあることと違う。うちも点検に来ない。1年半以上たっているが、この間こちらから電話して、ようやく「いつにしますか」と言われた。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス135(2019年1月・通りがかりさん)
2020年7月のレス204には、メンテナンスの担当が1年に3回替わり、修理にも来ないという投稿があり、この書き込みには「参考になる!」が41件ついています。スレッドの中で一番多い数です。
2023年12月のレス500にも、「1年点検で直す手配をすると言われたまま、連絡がない」という投稿があります。
一方で、2019年3月のレス145には「3年目の点検にもきちんと来た」、2022年6月のレス401と2024年5月のレス509には「点検がとても丁寧だった」という投稿もあります。アフターの評価が割れているのは、窓口になる人と時期によって対応が変わっている証拠です。
④ 打ち合わせと違う施工があった
打ち合わせで言っていたことと違う施工がされていたり、オプションで高いお金を出した部材が使われていないことが後日発覚して、工事をやり直した。その対応にも反省が見られなかった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス196(2020年5月・匿名さん)
2023年3月のレス458にも、「外壁の工法が打ち合わせと違った」「追加料金で頼んだ材料が使われておらず、足場を組み直してやり直した」「基礎の穴を、こちらが指摘するまで放置された」という投稿があります。
この2件は内容がよく似ていて、同じ方の投稿かもしれません。ただ、どちらも「匿名さん」名義なので、同一人物かどうかは判断できません。
オプションの部材が使われていないというミスは、打ち合わせの内容が現場に正しく伝わっていないときに起きます。担当の入れ替わりが多い会社ほど起きやすいミスです。
⑤ 工事中の駐車やゴミで、近所が迷惑している
建売の工事中だが、工事車両の違法駐車がひどい。今朝もガードマンもなしで、クレーン車が道路をふさいで通れなかった。近隣の迷惑を考えていない。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス523(2025年1月・評判気になるさん)
2022年11月のレス426には「近隣へのあいさつがないまま大きな車が道路を占領した」、2026年4月のレス542には「内装の作業を23時過ぎまでやっている」という投稿があります。
2025年以降の投稿で一番目立つのが、この近所からの苦情です。分譲の現場の話が多いものの、注文住宅でも工事を進めるのは同じ会社です。



工事中のご近所トラブルは、引っ越してからの人間関係にそのまま響きます。着工前に「近隣へのあいさつは誰が、いつ行きますか」「工事車両はどこに停めますか」と聞いておいてください。それだけで、現場の段取りへの意識が変わります。
「欠陥住宅」と言い切れる報告は、調べた範囲では確認できなかった
ここで一度、一番気になる点をまとめておきます。
雨漏りが止まらない、構造に問題があるといった実害の報告は、掲示板の全418件を読んだ範囲では見つかりませんでした。
ただし、2021年7月のレス245に「何年もたっていないのに何か所も不具合が出る」という投稿があり、④のような施工の行き違いの報告も複数あります。「欠陥住宅」とは言えませんが、「施工ミスがない会社」とも言えません。これが調べた範囲での結論です。
不安が残るなら、第三者のホームインスペクション(住宅診断)を入れるのが確実です。費用は5〜10万円程度です。
悪評が生まれる本当の理由は、材木屋が5年で完工棟数を5倍にした急拡大にある


ヤマカ木材の強みも弱みも、「創業70年以上の材木屋が、2017年度からの5年間で完工棟数を40棟から210棟へ一気に増やした」という経緯で説明がつきます。
私は住宅業界25年のあいだに多くの住宅会社を見てきましたが、社風・価格の付け方・商品の作り方は、その会社がどこから来たかでほぼ決まります。
この会社の出自と成長の速さは、公式サイトの沿革と業績推移に、はっきり書かれています。
もとは木材を売る材木屋。施主向けの家づくりは3代目から
代表あいさつによれば、祖父が材木屋として創業し、2代目が建設業として住宅建設を始め、現社長が代表に就いてから、家を建てる人(施主)向けの住宅事業に絞ったと書かれています。
| 1951年 | 山田木材店として創業 |
| 1967年 | 建設業登録 |
| 1974年 | 株式会社ヤマカ木材を設立 |
| 1982年 | 宅地建物取引業登録 |
| 2010年 | 現社長が代表取締役に就任 |
| 2014〜2016年 | 岐阜北店・大垣店を出店 |
| 2017年 | 各務原の住宅展示場に出展 |
| 2018年 | 分譲事業部(シンプルホーム)を創設 |
| 2019年 | 県庁前の展示場とオンリーホームの展示場を開設。岐阜北店を閉鎖 |
| 2020年 | 岐阜県の注文住宅着工棟数 地域ビルダー部門1位(住宅産業研究所調べ) |
| 2021年 | ホールディングス設立。可児・蟹江・小牧の3か所の展示場を一気に開設 |
| 2022年 | 土岐の展示場を開設。資本金を9,000万円に増資。大垣店を閉鎖 |
| 2023年 | 長久手の展示場、県庁前の第2展示場を開設 |
| 2024年 | 四日市の展示場を開設。非住宅の木造建築部門を創設 |
読み取れることが2つあります。
1つ目は、施主向けの家づくりを本格的に広げたのは、ここ10年ほどだということです。公式の業績推移では、2009年度の完工棟数はわずか5棟でした。創業は古くても、注文住宅の会社としての歴史は若い会社です。
2つ目は、2019〜2024年の6年間で、展示場を9か所開き、店舗を2つ閉じていることです。愛知・三重にも出て、出店と撤退を繰り返しながら、売る場所を一気に広げています。
完工棟数は5年で5倍以上。売上は6倍以上に
ここが、他のサイトが誰も書いていない部分です。
公式サイトの業績推移によると、2017年度に40棟だった完工棟数は、2022年度には210棟になっています。売上高も8.5億円から54.5億円へ、6倍以上に増えました。
そして、掲示板の投稿が一番多かった2021年は、完工棟数が142棟から179棟へ増えた年です。公式の記録と、無関係な第三者の書き込みが、同じ時期を指しています。棟数の伸びが落ち着いた2023年度以降、投稿は大きく減りました。
2020年には、掲示板に「コロナで危ないのでは」「潰れる」という書き込みもありました(レス178・182)。
実際には、その後も売上と棟数は伸び、2022年度に54.5億円・210棟に達しています。国土交通大臣の建設業許可も、2021年度(令和3年度)に更新されたものが公式に載っています。
平均年齢32歳・平均勤続3.5年。人の育成が棟数に追いついていない
棟数を5倍にするには、営業・設計・現場監督も一気に増やす必要があります。
就職情報サイトに会社が載せている数字では、正社員の平均年齢は32.18歳で、半分以上が20代以下です。平均勤続年数は3.5年(2024年度)でした。
掲示板に繰り返し出てくる「営業が若くて知識がない」「担当が辞めていた」「点検の担当がコロコロ変わる」という声は、この数字とそのまま一致しています。



棟数を一気に増やす会社は、建物の仕様は本社で揃えられても、人の経験はすぐには揃いません。営業が契約を取るスピードに、設計・工事・アフターの人手が追いつくまでには時間がかかります。口コミの不満が人に集まるのは、この業界でよくある構造です。
この出自が強みになっている部分
- 木を安く仕入れられる
もとは木材の問屋で、無垢材を独自のルートで直接仕入れて中間の費用を抑えている、と公式は説明しています。 - 岐阜で建てた人が多い
年間200棟前後の規模があり、知り合いにヤマカ木材で建てた人がいる確率が高い会社です。実際の家を見せてもらいやすくなります。 - 自社で契約し、自社で施工する
工事を丸ごと別の建築会社に任せることはない、と公式に書かれています。責任の窓口が一つにまとまっています。
この出自が弱みになっている部分
一方で、裏返しもはっきりしています。
材木屋として木を安く仕入れる力はあっても、断熱や窓のような「木以外の性能」を上げるのは得意分野ではありません。掲示板で性能への不満が断熱と窓に集中しているのは、このためです。
そして、看板は同じなので、担当者や時期が悪ければ、口コミと同じ体験をすることになります。最初に「担当の方以外に相談できる方はいますか」「引き渡し後は、どの部署の誰が見てくれますか」を確認してください。
ヤマカ木材の良い口コミ・評判5つ


良い評価は「正直に説明してくれた」「点検が丁寧だった」「自然素材をこの価格で建てられた」という3つが中心です。ほかに、冬の室温の実測や、資金計画の進め方を評価する声もあります。
理由は、悪い口コミと同じく、評価が担当者に左右されているからです。良い担当者に当たった人の声は、具体的で、時期もばらけています。
なお、2021〜2022年には、中身が具体的でない好意的な投稿が続き、他の利用者から「社員の書き込みでは」と疑う声も出ています(レス372・445)。どちらとも判断できないため、ここでは、住んでからの具体的な体験や数字が書かれた投稿だけを選びました。
① 断熱材のことも、正直に説明してくれた
断熱材について、そんなに良いものは使っていないと正直に説明を受けた。そのうえでオプションで断熱材をグレードアップした。予算を100万円みていた中で、断熱材やエコキュート、造作の机や棚などで97万円かかった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス85(2017年4月・匿名さん)
同じ月のレス78にも、「担当の方が打ち合わせのときに正直に言ってくれた。住み始めて2年過ぎたが十分満足している」という投稿があります。
悪い口コミ②の「寒い」という声と並べると、標準のまま建てたか、断熱を上げたかで満足度が分かれていることが分かります。
② 定期点検がきちんと来て、丁寧だった
点検に来ないという書き込みが多いが、うちは3年目を迎えて連絡があり、ちゃんと来た。これまでも定期的に連絡があり、営業さんからも「近くに行くが困ったことはないか」と連絡がある。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス145(2019年3月・建てた者ですさん)
2022年6月のレス401には「初めての定期点検で、とても丁寧に説明してもらえた」、2024年5月のレス509には「毎回良い人が来てくれる」という投稿があります。
悪い口コミ③と正反対の評価です。SUUMOの会社ページには「1年に1回の無償点検(永続)」と書かれていて、仕組みとしての点検はあるのに、それが届くかどうかが人によって違うと読めます。
③ 無暖房でも、朝の室温は17℃台
ヤマカ木材で建てた家で、昨夜はエアコンをつけずに室温20.2℃、外気温7.8℃。8時間後の朝で室温17.2℃、外気温8.2℃だった。朝に暖房をつけると、21℃に達するまで約1時間。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス361(2021年12月・e戸建てファンさん)
8時間で3.0℃の低下で、1時間あたり約0.4℃です。12月の岐阜の夜としては、暖かさが保たれている部類です。
ただし、この投稿には標準仕様のままか、断熱を上げた家かが書かれていません。「ヤマカ木材の家なら全部こう」とは読まず、仕様を上げればここまで届く一つの例として見てください。
④ 借りられる額ではなく、返せる額で資金計画をしてくれた
住宅展示場で対応してくれた若い女性の副店長が、とても分かりやすかった。資金計画も、借りられる額ではなく、返せる無理のない範囲で親身に教えてくれた。近くの大手は年収を聞いて「それなら◯◯万円まで借りられます」という感じだった。自分は高気密高断熱を考えているので他社で建てるつもりだが、皆さんが言うほど営業の質は悪くなかった。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス246(2021年7月・通りがかりさん)
この投稿者は、最終的に他社を選ぶつもりだと書いています。利害のない立場から、営業を評価している投稿です。悪い口コミ①と同じ時期でも、担当者によって体験がまったく違うことが分かります。
⑤ 安く建てられて満足。割り切れることが多い
ヤマカ木材で家を建てたが、担当の人はもう辞めてしまった。すごくできる人だったのでもったいない。スタッフの入れ替わりが激しくて心配だけど、家自体は安く建てられたし満足している。安い分、割り切れることが多い。
※投稿内容の要旨。引用元:同スレッド レス231(2021年6月・通りがかりさん)
満足している施主も、「スタッフの入れ替わり」は心配だと書いています。価格への満足と、人の入れ替わりへの不安が、同じ人の中に同居しているのがこの会社の口コミの特徴です。



知り合いにヤマカ木材で建てた人がいるなら、その家を見せてもらうのが一番です。冬の暖かさと、点検がきちんと来ているかは、住んでいる人に聞けばすぐ分かります。
現役業界人が見た実力(耐震・断熱・坪単価)


耐震等級3は標準で、構造の考え方はしっかりしています。一方で、断熱の数字は公式に出ておらず、どこまで上げるかは施主の選び方次第です。
順に説明します。
耐震等級3は標準。ただし間取りを崩すと取れない
公式サイトのコラムでは、耐震等級3を標準仕様にしていると書かれています。
| 項目 | ヤマカ木材(ナチュリエ) | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 工法 | 木造軸組+構造用面材(ソリッドフレーム工法) | 柱と梁の骨組みに厚い板を打ち付け、点ではなく壁の面で揺れを受け止める |
| 床 | 厚い板を梁に直接留める床 | 家全体を水平の1枚の板で固めるので、地震のときに床がねじれにくい |
| 構造材 | 無垢材を標準(公式の説明) | 接着剤で貼り合わせた集成材を使わない方針。ただし産地の公表は確認できず |
| 耐震等級 | 3が標準 | 法律の1.5倍の強さ。消防署や警察署と同じ水準 |
| 断熱(UA値) | 公表を確認できず | 家からどれだけ熱が逃げるかの数字。小さいほど暖かい |
| 気密(C値) | 公表を確認できず | 家全体のすき間の量。実際に測らないと出ない数字 |
| 屋根 | 天然石付きの金属屋根(材質30年保証) | 塗り直しの手間がほとんどかからず、将来の手入れ費用を抑えやすい |
同じコラムには、壁を減らすような大きな間取りの変更をすると、耐震等級3は取れないとも書かれています。南側を全部ガラス張りにする、1階に柱のない大きな車庫をつくる、といった希望がある方は注意が必要です。
もう一つ、お金に関わる点があります。2022年7月のレス409には「耐震は等級3相当だったので、地震保険の割引がなかった」という投稿があります。
「等級3」と「等級3相当」は、保険料の割引に効くかどうかで違いが出ます。割引を受けるには、性能評価などの証明書が必要です。「耐震等級3の証明書は出ますか」と、契約前に聞いてください。
断熱は、掲示板の記録で年ごとに上がっている
公式サイトでは、UA値や断熱等級の具体的な数字を確認できませんでした。そこで、施主が掲示板に書き込んだ仕様を年ごとに並べました。
| 投稿の時期 | 書き込まれた仕様 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 2017年4月(レス80・82) | 壁にグラスウール100mm・10K | 10Kは密度が一番低いグレード。「寒い」という声が集中した時期の仕様 |
| 2021年9月(レス276) | 天井グラスウール16K・155mm/壁16K・90mm/床に発泡系の断熱材75mm。UA値0.59 | 岐阜市周辺(6地域)ならZEH水準の0.60をぎりぎり下回る=断熱等級5に届く数字 |
| 2023年6月(レス476) | 窓はアルミと樹脂の複合が中心。樹脂の窓は選べなかった | 家の中で一番熱が逃げるのは窓。ここが上げにくいのが弱点 |
| 2025年3月(レス529) | 断熱等級6にするなら、グラスウールより発泡ウレタンのほうが安いと言われた | 今は等級6まで選べることが読み取れる |
「冬が寒い」という口コミの多くは、10Kのグラスウールが使われていた時期の家の話です。2021年には16Kに上がり、UA値0.59という数字も出ています。
UA値0.59は、国の最低基準(等級4・0.87)よりは十分良い数字です。ただ、断熱に力を入れる会社は0.46以下(等級6)を標準にしているところもあります。この価格帯としては平均的、というのが私の見立てです。
なお、気密については、2023年2月のレス456に「UA値もC値も測定していない」という投稿があります。「自分の家で気密測定をしてもらえるか。費用はいくらか」を契約前に聞いてください。



断熱を上げるなら、断熱材より先に窓を確認してください。冬に家から逃げる熱の多くは窓からです。断熱等級6にしたときの差額と、選べる窓の種類を、同じ見積もりの中で出してもらうのがおすすめです。
坪単価は、ここ数年で大きく上がっている
口コミサイトには「坪単価50万円台」と書いているところがありますが、これは2017年ごろの数字です。
| 時期 | 価格の情報 | 出どころ |
|---|---|---|
| 2017年 | オプション込みで坪55万円くらい(レス86)/坪単価税込50万円(レス108) | 掲示板 |
| 2019年 | 24坪1,170万円(税抜) | 当時のパンフレット(レス248) |
| 2021年 | 24坪 税込1,496万円〜 | 当時の公式サイト(レス248) |
| 現在 | ナチュリエ21坪のセミオーダーで1,540万円〜 | SUUMOの会社ページ |
| 現在 | 参考坪単価65.7万〜80.0万円 | SUUMOの会社ページ |
21坪で1,540万円は、坪あたり約73万円です。SUUMOに載っている建築実例も、30〜34坪で2,000万〜2,499万円が中心でした。
「ローコスト住宅」と言える価格帯からは、もう外れています。
2022年7月のレス416にも「坪単価が上がって、一般的なハウスメーカーと変わらなくなった」という投稿があります。資材の値上がりはどの会社にも起きていることですが、昔の口コミの金額で予算を組むのは危険です。
ヤマカ木材の価格は、設備や付帯工事を含めた「コミコミ価格」だと説明されています。そのぶん、他社の本体価格とそのまま比べると高く見えます。
比べるときは、「この金額に入っていないものは何ですか」と聞いて、一覧をもらってください。
地盤改良、外構、登記やローンの手数料、火災保険などが入っているかで、総額は数百万円変わります。土地から探す場合は、土地の表示価格にさらに5%ほどの諸費用が乗ります。
なお、掲示板には「値引きの話は一切出なかった」(2024年7月・レス511)、「オーナー同士で気まずくならないよう、特別な値引きはないようだ」(2018年2月・レス109)という投稿があります。値引き前提で交渉するより、仕様と含まれるものの範囲で比べるほうが現実的です。



「コミコミ」の中身は会社ごとに違います。比べるときは、引っ越しできる状態までの総額で並べてください。この一言を言うだけで、見積もりの中身が変わります。
保証とアフターは「最長60年」の延長の条件を確認する


ヤマカ木材の保証は、構造・防水が初期20年・最長60年と、地域ビルダーとしては手厚い内容です。ただし、60年まで延ばすための条件は、公式サイトでは確認できませんでした。
理由は、長期保証の多くが「途中の有料点検や有料の補修工事を受けること」を延長の条件にしているからです。条件を知らないまま点検を断ると、保証がそこで切れてしまうことがあります。
公式サイトとSUUMOで確認できた内容は、次のとおりです。
| 項目 | 記載内容 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 構造・防水 | 初期20年・最長60年(施工不良が原因の補修が対象。経年劣化は対象外) | 法律で義務づけられた10年の2倍からスタート。延長の条件は要確認 |
| 住宅設備 | 10年(給湯器・キッチン・お風呂・洗面台・温水洗浄便座)。SUUMOには「設備保証20年」の表記もある | 公式とSUUMOで年数が違う。契約書で確認したい |
| 地盤 | 20年(第三者の保証会社) | 家が傾いたときの補修を、外部の会社が保証する |
| 瑕疵保険 | 10年(第三者の保険法人) | 会社がなくなっても、構造と雨漏りの補修費用が保険から出る |
| シロアリ | 10年(SUUMOの記載) | 途中で薬剤の再処理が必要かどうかと、その費用を確認したい |
| 定期点検 | 1年に1回の無償点検(永続・SUUMOの記載) | 仕組みはある。掲示板では「来なかった」という声も |
2021年7月のレス250には、「以前は書かれていなかった耐震等級3や最長60年保証が加わった」という投稿があります。保証の内容が厚くなったのは、棟数が伸びた2021年ごろだと読めます。
点検の連絡は、自分から日付を決めて取りにいく
悪い口コミ③のように、点検の連絡が来なかったという声は2019年から2023年まで続いています。
担当者の入れ替わりが多い会社では、点検の予定が引き継がれずに抜けることがあります。
引き渡しのときに点検の時期を一覧でもらい、その月になっても連絡がなければ、自分から窓口に連絡してください。連絡はメールやLINEなど、日付が残る方法がおすすめです。
保証を支える会社の体力はある
自社の保証は、その会社が続いていて初めて成立する約束です。
公式の業績推移では、売上高は2022年度から50億円台を保っていて、2025年度は56.7億円の予定です。完工棟数も200棟前後で安定しています。急拡大のあと、規模を保って落ち着いている局面にあります。
ただ、これは保証が残る確率の話であって、点検の連絡がきちんと届くかどうかとは別の問題です。



保証書の年数より先に、「60年まで延ばすには、何年目にどんな点検や工事が必要で、費用はいくらか」を確認してください。保証は壊れたときの約束で、点検は壊れる前の約束です。この2つを分けて聞くだけで、あとからの食い違いはほぼ防げます。
ヤマカ木材と契約する前に必ず確認したい5つのこと


1社決め打ちで家づくりを始めるのは後悔するパターンです。
必ずまずは他社と情報を比較することがおすすめです。
それでもヤマカ木材が一番の有力候補となった場合は、展示場で次の5つを聞いておいてください。聞いておけば、口コミにある不満のほとんどは事前に回避できます。
理由は、残っている指摘が「聞けば分かること」に集中しているからです。
① 担当の方以外に相談できる方と、引き継ぎの仕方
「担当が辞めていた」「点検の担当がコロコロ変わる」への対策です。
「担当の方以外に相談できる方はいますか。担当の方が替わるときは、打ち合わせの内容をどうやって引き継いでいますか」と聞いてください。
打ち合わせのあとは、決めたことをメモにして担当者に送っておくと確実です。担当が替わっても、そのメモが引き継ぎの資料になります。
② 標準の断熱・窓と、等級6にしたときの差額
「冬が寒い」「窓が選べなかった」への対策です。
「標準の断熱材と窓は何ですか。この間取りのUA値はいくつですか。断熱等級6にすると、いくら上がりますか」と聞いて、同じ見積もりの中に並べてもらってください。
③ 価格に入っていないものと、保険に使える証明書
「あとから費用が増えた」「保険料が思ったより高かった」への対策です。
「この金額に入っていないものを一覧でもらえますか。耐震等級3の証明書は出ますか。省令準耐火構造にはなりますか」と聞いてください。
省令準耐火構造は、火が燃え広がりにくい造りとして国が定めた基準で、当てはまると火災保険料が安くなります。2022年7月のレス408には、省令準耐火ではないことを知らずに買って、火災保険がとても高かったという投稿があります。
④ 定期点検の時期と、60年まで延ばす条件
「点検に来ない」と、保証の条件への対策です。
「定期点検は何年目に来てもらえますか。保証を60年まで延ばすには、何年目にどんな点検や工事が必要で、費用はいくらですか」と聞いて、書面でもらってください。設備保証が10年か20年かも、ここで確認できます。
⑤ 近隣へのあいさつと、工事車両の停め方
「工事中の駐車やゴミで近所が迷惑している」への対策です。
「着工前の近隣へのあいさつは、どなたがいつ行きますか。工事車両はどこに停める予定ですか」と聞いておきます。
工事中にご近所から苦情が出ると、引っ越したあとの関係にまで響きます。あいさつに施主も一緒に行けるか、あわせて相談しておくと安心です。



もう一つ、お金で解決できる手段もあります。第三者のホームインスペクション(住宅診断)は5〜10万円程度です。基礎と上棟時の2回入れておけば、施工の不安はかなり減ります。
ヤマカ木材に関するよくある質問


Q. ヤマカ木材は「やばい」会社なのですか?
A. 「やばい」と言い切れる材料は、調べた範囲では見つかりませんでした。
掲示板の投稿の約8割は、完工棟数が5倍以上に増えた2016〜2022年のものです。ただ、営業の進め方やアフターの連絡への不満は2023年以降も出ているので、契約前に担当以外の相談先と点検の時期を確認してください。
Q. 欠陥住宅を建てられたという評判はありますか?
A. 雨漏りが止まらない、構造に問題があるといった実害の報告は、確認できませんでした。
ただし、打ち合わせと違う施工や、オプションの部材が使われていなかったという報告は複数あります。不安な場合は、ホームインスペクションを入れてください。
Q. 坪単価はいくらですか?
A. SUUMOの会社ページでは、参考坪単価は65.7万〜80.0万円です。ナチュリエの21坪のセミオーダーで1,540万円からとされています。
口コミサイトに残る「坪50万円台」は2017年ごろの数字です。設備や付帯工事を含めた価格なので、他社と比べるときは「入っていないもの」の一覧で揃えてください。
Q. 冬は寒いですか?
A. 「寒い」という声の多くは、壁に10Kのグラスウールが使われていた2017〜2019年ごろの家の話です。
2021年の施主の投稿では16Kのグラスウールに変わり、UA値0.59という数字が出ています。2025年には断熱等級6も選べることが読み取れます。標準のままか、断熱を上げるかで住み心地は変わるので、差額を見積もりで確認してください。
Q. オンリーホームやシンプルホームとは関係がありますか?
A. どちらもヤマカ木材のブランドです。公式の会社概要に、オンリーホーム事業部とシンプルホーム事業部が載っています。
シンプルホームは2018年に創設された分譲事業部です。無垢の床と漆喰の家は、ナチュリエというブランドで展開されています。
Q. 対応エリアはどこまでですか?
A. 岐阜県・愛知県・三重県の一部です。
展示場は、岐阜県に5か所(県庁前2か所・各務原・可児・土岐)、愛知県に3か所(蟹江・小牧・長久手)、三重県に1か所(四日市)あります。詳しいエリアは問い合わせが必要です。



まずは他社含めて資料請求をすることから始めてください。
ここまで読んで「他も見ておきたい」と思ったなら、次に決めるのは比べる順番です。段階ごとに向いているサービスを整理しています。
プロの助言:会社選びで失敗したくないなら
良い家が建つかどうかは、契約する前の「入り口(サービス選び)」で8割決まります。 営業マンに流される前に、プロが厳選した「失敗しないためのサービス選び」をチェックしておいてください。


まとめ:ヤマカ木材は「断熱の選び方と担当の引き継ぎ」を確認してから選ぶ会社です


最後に、住宅業界25年の現役業界人としての結論を書きます。
ヤマカ木材を、ネットの「やばい」という口コミだけで候補から外すのはもったいない判断です。
掲示板の投稿の約8割は、完工棟数が40棟から210棟へ急増した2016〜2022年のものです。その間に、断熱材の密度は上がり、耐震等級3と最長60年保証もうたわれるようになりました。無垢の床と漆喰の壁をこの価格で建てられるという評価は、時期を問わず出ています。
一方で、今も残っている論点ははっきりしています。
- 営業の進め方と、担当者の入れ替わり。平均勤続年数は3.5年
- 標準の断熱と窓。UA値・C値の公表はなく、等級6はオプションで選ぶ形
- 定期点検の連絡。仕組みはあるが「来なかった」という声が2023年まで続いている
- 工事中の近隣への配慮。2025年以降の投稿で一番目立つ苦情
この4つは、どれも契約前に聞けば分かることです。



創業70年以上の材木屋が、5年で棟数を5倍にした会社です。木の仕入れには強いが、人の育成はまだ追いかけている途中。だからこそ、断熱をどこまで上げるか、担当が替わったら誰が見るのかを、自分の目で書面にしてから進める。この会社との付き合い方は、それが正解だと思っています。
そして最後に、これだけはお伝えしておきます。
家づくりで最も後悔しやすいのは、比較材料を持たないまま1社に絞ってしまうことです。
ヤマカ木材の価格と性能が妥当かどうかは、岐阜の他社と並べてみないと判断できません。同じ条件で複数社から間取りと資金計画をまとめて取り寄せて、横に並べてください。
無料で、申し込みは3分ほどで終わります。ここで比べておくかどうかで、数百万円の差がつくこともあります。
資料請求のあとは、条件を整理する段階、候補を絞る段階、最終判断の段階と、使うサービスが変わっていきます。営業の断り方まで含めて、こちらにまとめています。
【結論】家づくりで後悔しないための「最短ルート」
この記事を読んだあなたなら、もう知識は十分です。あとは「行動」するだけ。 ですが、闇雲に動くとカモにされます。廣岡と倉田が長い業界経験から導き出した家づくりサービスを使って、効率よくホワイトな会社を見つけてください。


この記事を書いている人


廣岡 旬(Hirooka Jun)
宅地建物取引士
- 🏠 注文住宅・マンション購入の実体験あり
- 💼 住宅業界25年|設計事務所・住宅会社を経験
- 🐦 Xフォロワー1,000人超


倉田 結城(Kurata Yuuki)
一級建築士
- 📐 合格率10%の難関国家資格
- 🏗️ 住宅会社で設計・商品開発に従事
- 📋 LAMHNEで住宅コンテンツの設計監修を担当


