宅建の過去問アプリを探していると、どれを入れればいいのか分からなくなりませんか。
無料と書いてあるのに会員登録が必要だったり、一問一答は解けても解説を読むには課金が必要だったり。試すだけで週末が終わってしまいます。
この記事を書いているのは、宅地建物取引士で住宅業界25年の現役業界人です。私自身、宅建は一発合格できませんでした。2年目に年間3,500問を解き、分野ごとに正答率を記録して合格しています。
宅建の過去問アプリは、問題数で選ぶと100%失敗します。見るべきは「解説がどこに出るか」と「分野別の正答率が残るか」の2つだけです。
問題数はどのアプリも十分あります。差がつくのは、間違えた瞬間に理由が分かるかどうかと、自分がどの分野で落としているかが見えるかどうかです。
この記事では、解説付きで無料で使える宅建の過去問アプリ6本を同じ基準で比較します。一問一答と四択のどちらを先に解くかまで、一つずつ分解していきます。
宅建の過去問アプリ選び・3つの結論
- 解説が「問題の直後」に出るものを選ぶ
別画面に飛ぶ設計だと、忙しい日ほど解説を飛ばすようになります。 - 分野別の正答率が残るものを選ぶ
合否を分けるのは解いた総数ではなく、弱い分野を特定して潰した量です。 - 量をやりたいなら28年分、直前期なら直近3年
目的が違うので、1本に絞らず使い分けるのが正解です。
- 独学で宅建に挑戦していて、過去問をスマホで回したい人
通勤時間や昼休みを使いたい人ほど、アプリ選びで差がつきます。 - 過去問は解いているのに点数が伸びない人
解き方ではなく、間違えたあとの処理に原因があるケースが大半です。 - 課金や会員登録をしたくない人
登録不要で成績まで残るものを、この記事で選び分けます。
| 試験形式 | 50問・四肢択一式(登録講習修了者は45問) |
| 試験時間 | 13時00分〜15時00分(登録講習修了者は13時10分〜15時00分) |
| 出題内訳 | 権利関係14問/法令上の制限8問/税・価格3問/宅建業法20問/5問免除5問 |
| 令和7年度の合格点 | 33点(5問免除者は28点) |
| 令和7年度の合格率 | 18.7%(合格者45,821人) |
| 令和8年度の試験日 | 2026年10月18日(日) |
- 宅建の過去問アプリを選ぶときの2つの基準
- 無料で使える過去問アプリ6本の比較(収録年数・料金・登録・解説・記録)
- 一問一答と四択、どちらを先に解くべきか
- 間違えた問題の記録の取り方(実際に使っていた方法)
- 登録もインストールもいらない過去問アプリの使い方
先に手を動かしたい方は、こちらから今すぐ1問目を解けます。
令和5〜7年度、過去3年分・全150問が今なら全て無料!
分野別の正答率もひと目でわかります。
宅建の過去問アプリは「解説の位置」と「分野別の記録」で選べば外さない

過去問アプリを比べるとき、多くの人が最初に見るのは収録問題数です。
ですが、問題数はもう差別化要因になっていません。無料のものでも10年分・3,000問を超えるのが当たり前だからです。
本当に差がつくのは、次の2つです。
① 解説が「問題の直後」に出るか
解説を見るのに別画面へ移動する設計だと、疲れている日ほど解説を飛ばすようになります。
宅建の過去問は、正解の肢を覚えることに意味がありません。残り3つの肢が「なぜ誤りなのか」を言えるようになって、はじめて1問が資産になります。
そのためには、記憶が新しいうちに理由を読む必要があります。選んだ瞬間に解説が出るかどうかは、地味ですが決定的な差です。
② 分野別の正答率が残るか
全体の正答率だけが出るアプリは、次に何をやればいいのかを教えてくれません。
宅建は4つの分野で構成されていて、配点も難易度も違います。全体で60%取れていても、その中身が「宅建業法で稼いで権利関係で落としている」のか「まんべんなく取りこぼしている」のかで、翌日やるべきことは正反対になります。
私が2年目にやったのは、この一点だけです。
1年目、全国模試の点数は30点でした。その年の合格点は36点です。6点足りていません。
そこで2年目は、解いた問題数と分野ごとの正答率を毎回記録するようにしました。すると、間違える場所が毎回ほぼ同じだと分かりました。
結果、直前答練の点数は36点、32点、37点、42点と推移し、最後は自分の目標にしていた42点に届きました。やったことは「弱い分野に時間を寄せた」だけです。
廣岡 旬(宅建士)アプリを選ぶときは、問題数ではなく「解説の位置」と「分野別の正答率」。この2つだけ見てください。ここさえ満たしていれば、あとは好みの問題です。
宅建の過去問アプリおすすめ6選を比較【無料・解説付き】


結論から並べると、「量をやりたいなら過去問道場、直前期に絞って回したいなら直近3年型」という使い分けになります。
理由は単純で、収録年数と目的が連動しているからです。28年分は網羅性で強く、直近3年は出題の傾向が今の試験に近い。どちらが上ということはありません。
無料で使える6本を、同じ基準で並べました。
| アプリ名 | 収録 | 料金 | 会員登録 | 解説 | 分野別の記録 |
|---|---|---|---|---|---|
| 過去問道場(宅建試験ドットコム) | 平成10年〜令和7年の28年分 | 無料 | 任意 | あり | 登録すれば可 |
| 宅建 過去問 2026(独学TODAY) | 10年分・3,484問 | 無料+課金500〜1,500円 | 不要 | あり | あり |
| 宅建テラスWebアプリ | 平成26年〜令和7年の12年分 | 基本無料+有料オプション | 必須 | あり | あり |
| 宅建過去問ドットコム | 平成20年〜令和7年 | 無料 | 任意 | あり | 登録すれば可 |
| 宅建攻略クエスト(資格スクエア) | 有料版11年分/無料版は令和3・4年度 | 一部無料 | 必須 | あり | あり |
| 宅建過去問レコメンド(当サイト) | 令和5年〜令和7年の150問 | 無料 | 不要 | 全問あり | あり |
① 過去問道場|28年分を無料で回せる最大手
宅建試験ドットコムが運営する、ブラウザで解ける過去問サイトです。
平成10年から令和7年までの28年分を無料で公開しており、量では他を圧倒しています。会員登録は任意ですが、登録すると解答履歴が保存され、誤答だけを再出題する機能や分析機能が使えます。
一問一答モードもあり、掲示板で他の受験生の質問も読めます。とにかく量を積みたい人は、まずここを開いて問題ありません。
② 宅建 過去問 2026(独学TODAY)|スマホアプリの定番
iOS・Androidの両方に対応した、インストール型のアプリです。
10年分・3,484問を収録し、一問一答と分野別四択の両方に対応しています。基本は無料で、広告を消したり機能を開放したりする課金が500円と1,500円の2種類あります。
アプリなのでオフラインで解ける点が強みです。電車が地下に入っても止まりません。
③ 宅建テラスWebアプリ|分野別の分析が充実
平成26年から令和7年までの12年分を収録した、ブラウザ完結型のサービスです。
学習日数・解答数・正答率が自動で記録され、分野別の正答率や苦手分野が可視化されます。基本機能は無料ですが、利用には会員登録が必要です。
記録をしっかり残したい人向け。逆に「まず1問だけ試したい」という段階では、登録の手間がハードルになります。
④ 宅建過去問ドットコム|広告運営で完全無料
平成20年から令和7年までの過去問を、解説付きで無料公開しているサイトです。
登録なしでも問題演習ができ、ログインすると付箋メモ・解答履歴・誤答からの出題・分析が使えます。広告収入で運営しているため課金要素はありません。
⑤ 宅建攻略クエスト|予備校監修の肢別演習
資格スクエアが提供する、テーマ別の肢別過去問アプリです。
「〇」「✕」「?」の3段階で自己評価しながら進める設計で、間違えた肢や未着手の肢だけを絞り込めます。有料版は11年分・13回分を収録していますが、無料版で解けるのは令和3年度と令和4年度に限られます。
予備校が監修した解説を読みたい人向けです。利用には会員登録が必要です。
⑥ 宅建過去問レコメンド|登録もインストールもいらない
当サイトで作った、直近3年分に絞った過去問ツールです。
令和5年・令和6年・令和7年の本試験150問を収録し、全問に解説が付いています。会員登録もアプリのインストールも不要で、リンクを開いた瞬間に1問目が出ます。



1本に絞る必要はありません。量を積む日は過去問道場、時間がない日は直近3年型、という分け方が現実的です。
一問一答と四択、解く順番は「一問一答が先、直前期は四択」


宅建の過去問アプリには、一問一答と四択の2つの形式があります。どちらを使うべきかで迷う人は多いはずです。
答えは、知識を入れる時期は一問一答、試験が近づいたら四択です。
役割がまったく違うからです。
| 形式 | 何ができるか | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 一問一答 | 肢を1つずつ〇×で判断する | 知識の穴を1つずつ埋める作業。テキストを読んだ直後に効く |
| 四択 | 4つの肢を比べて正解を1つ選ぶ | 本番と同じ形式。迷ったときの切り方と時間配分をつくる作業 |
一問一答は、知らない肢に出会ったときにすぐ気づけます。ただし本番は四択なので、一問一答だけを続けていると「2つまで絞れたのに外す」状態が直りません。
逆に、最初から四択だけをやると、なんとなく正解できてしまい、どの肢が分かっていないのかが見えなくなります。
私が本試験の直前にやっていたのは、四択を時間つきで解くことでした。民法に40分、法令上の制限に20分、宅建業法に40分と決めて、その配分どおりに解く練習です。
試験時間は2時間しかありません。配分を体に入れておかないと、権利関係で粘りすぎて宅建業法を落とすという、いちばんもったいない負け方をします。



一問一答で穴を埋めて、四択で時間の使い方をつくる。順番を逆にすると遠回りになります。
解説を読むだけでは伸びない|間違えた問題は「分野名」で記録する


解説付きの過去問アプリを使っていても、点数が伸びない人には共通点があります。
解説を読んで納得したところで終わっていることです。
納得は記憶ではありません。翌週に同じ論点が出れば、同じように間違えます。
必要なのは、間違えた問題を「問題番号」ではなく「分野名」で記録することです。同じ論点でつまずいていることに、自分で気づけるようになります。
私が2年目に作っていた苦手リストは、こういう粒度でした。
| 権利関係 | 代理/抵当権/売主の担保責任/借地借家法/不動産登記法 |
| 法令上の制限 | 国土利用計画法/土地区画整理法/宅地造成等規制法 |
| 宅建業法 | 取引主任者の複合問題/監督処分/瑕疵担保履行法 |
この11項目に、勉強時間の大半を寄せました。逆に言えば、それ以外はほとんど追加で手を入れていません。
年間で解いた問題は3,500問を超えましたが、点数を動かしたのは総量ではなく、この11項目を何度も往復したことでした。
だからこそ、アプリに分野別の正答率が出るかどうかが効いてきます。手書きでリストを作らなくても、アプリが勝手に弱点を可視化してくれるからです。



「たくさん解いたのに伸びない」と感じたら、解いた量ではなく記録の取り方を疑ってください。分野名で残すだけで、次にやることが決まります。
登録もインストールもいらない過去問アプリを作りました


ここまで書いた基準を、そのまま形にしたツールを当サイトで用意しました。「宅建過去問レコメンド」です。
収録は令和5年・令和6年・令和7年の本試験150問だけ。あえて絞っています。
28年分を用意しているサイトがすでにある以上、量で並ぶ意味がないからです。それよりも、直近3年は法改正の反映が今の試験に近く、直前期に回す価値が高い。ここに用途を寄せました。
| 収録問題 | 令和5年・令和6年・令和7年の本試験 各50問(計150問) |
| 分野の内訳 | 権利関係42問/法令上の制限24問/税・価格9問/宅建業法60問/5問免除15問 |
| 出題モード | 順番に解く/ランダム出題/間違えた問題だけ |
| 絞り込み | 年度別(全年度・R7・R6・R5)/分野別(全分野+5分野) |
| 解説 | 全問に付属。肢を選んだ瞬間に正誤と一緒に表示 |
| 記録 | 出題数・正解・不正解・正答率+分野別の正答率 |
| 登録・料金 | 不要・無料 |
① まず「順番に解く」で令和7年度を1周する
年度を「R7年度」に切り替えて、最初から解いていきます。本番と同じ並びなので、どの分野がどのあたりに出るかが体で分かります。
② 「分野別の正答率を見る」で弱い分野を確認する
画面の中ほどにあるボタンを押すと、5分野それぞれの正解数・不正解数・正答率がバーで表示されます。まだ手をつけていない分野は「未着手」と出ます。
ここで数字が落ちている分野が、そのままあなたの苦手リストです。
③ 「間違えた問題だけ」で潰す
モードを切り替えると、間違えた問題だけが出題されます。分野で絞り込めば、弱い分野の誤答だけを集中的に回せます。
この①②③を回すだけで、私が2年目に手書きでやっていた作業がそのまま再現できます。
正直に書くと、こういう人には向きません
収録は3年分だけなので、とにかく多くの問題数をこなしたい人には物足りません。その場合は28年分を公開している過去問道場のほうが確実に向いています。
また、成績はブラウザに保存する仕組みです。会員登録がいらない代わりに、別の端末やブラウザに記録は引き継がれません。スマホとパソコンで成績を共有したい人は、登録型のサービスを選んでください。
アプリストアには出していないので、オフラインでも解けません。



万能ではありません。ただ「今すぐ1問解いて、自分の弱点を見たい」という一点なら、登録が必要なサービスより速いはずです。
宅建は過去問アプリだけで合格できるのか


宅建の勉強は過去問中心で正しい、というのが私の考えです。合否を分けるのは、過去問をどれだけ解いたかだと今でも思っています。
ただし、過去問アプリだけで完結できるとは言いません。私自身、講義を受けていました。
理由は、過去問の解説は「その問題を解くための説明」だからです。制度の背景や条文どうしのつながりまでは書かれていません。
権利関係がその典型です。代理も抵当権も、条文を1つ覚えて解ける問題はほとんどなく、複数の制度が絡んで出題されます。土台がないまま過去問だけを回すと、解説を読んでも「そういうものか」で終わってしまいます。
順番としては、テキストか講義で一度全体を通す、そのうえで過去問アプリを回す、という形が結局いちばん速いです。
独学で進めたい方は宅建独学勉強法2026年版完全ガイドに必要な勉強時間と科目別の優先順位をまとめています。


講座を検討している方は宅建学院の口コミ・評判もあわせてどうぞ。





過去問は「解く場所」、講義は「分かる場所」。役割が違うので、片方だけで足りることはありません。
宅建の過去問アプリに関するよくある質問


Q. 過去問は何年分やればいいですか
A. 目的で変わります。
知識を固める段階なら10年分あれば十分です。同じ論点が形を変えて何度も出てくるので、それ以上さかのぼっても新しい発見は減っていきます。
直前期は逆に、直近3年を繰り返すほうが効きます。法改正が反映されていて、今の出題傾向に近いからです。
Q. 無料の過去問アプリだけで大丈夫ですか
A. 過去問演習に限れば、無料で十分です。
28年分を無料で公開しているサイトがあり、解説も付いています。有料版でしか手に入らない過去問というものは、基本的にありません。
お金をかける価値があるのは、過去問そのものではなく講義のほうです。
Q. 何点を目標にすればいいですか
A. 合格点より数点上を目標にしてください。
宅建の合格点は年によって動きます。令和7年度は33点でしたが、36点だった年もあります。「今年は何点」と決まっているわけではありません。
私は2年目、42点を目標に置いて勉強しました。ぎりぎりを狙うと、当日の1問のブレで結果が変わってしまうからです。
Q. スキマ時間だけで合格できますか
A. スキマ時間だけでは厳しいですが、スキマ時間を使わないともっと厳しいです。
四択を時間つきで解く練習は、まとまった時間が要ります。一方で、一問一答や間違えた問題の解き直しは通勤中でもできます。
分けて考えるのが現実的です。



迷っている時間がいちばんもったいないです。まずは1問、実際に解いてみてください。
まとめ|宅建の過去問アプリは「今すぐ1問解けるか」で決めていい


宅建の過去問アプリは、問題数ではなく「解説の位置」と「分野別の記録」で選べば外しません。
- 量を積みたい日は28年分を公開している過去問道場
- オフラインで解きたいならインストール型のアプリ
- 端末をまたいで記録を残したいなら登録型のサービス
- 今すぐ1問解いて弱点を見たいなら登録不要のもの
令和8年度の試験日は2026年10月18日です。
アプリを比較している時間があるなら、1問でも多く解いたほうが点になります。迷ったら、登録がいらないものを開いて今日の1問目を解いてください。



私が1年目に足りなかったのは知識ではなく、どこで落としているかを知る仕組みでした。分野別の正答率が出るツールを1つ持つだけで、勉強の順番が変わります。
この記事を書いている人


廣岡 旬(Hirooka Jun)
宅地建物取引士
- 🏠 注文住宅・マンション購入の実体験あり
- 💼 住宅業界25年|設計事務所・住宅会社を経験
- 🐦 Xフォロワー1,000人超


倉田 結城(Kurata Yuuki)
一級建築士
- 📐 合格率10%の難関国家資格
- 🏗️ 住宅会社で設計・商品開発に従事
- 📋 LAMHNEで住宅コンテンツの設計監修を担当

