「アルプスピアホーム 冬 寒い」と検索して、この記事にたどりついたあなたへ。
長野の冬は本気で寒い。だからこそ「寒い」という口コミが一件でも出てくると、他の情報が全部かすんで見えてしまう。会社は「信州に根ざした暖かい家づくり」と言っているのに、掲示板には「断熱はまったくダメ」と書いてある。どちらが本当なのか分からない。
そんなふうに、長野県内でアルプスピアホームを候補に入れている方に向けた記事です。
私は住宅業界25年。設計事務所から住宅会社まで渡り歩き、現役の業界人として、事業の数字と現場の両方を見てきました。
先に答えを言います。
「アルプスピアホームは冬寒い」という評判は、ペアガラスが標準だった2021年ごろまでの家に対する評価です。現在の標準仕様はUA値0.25・C値0.16・断熱等級6で、長野県内では最上位クラスに入ります。この2つは、もはや別の会社の家と言っていいほど中身が違います。
ただし、擁護する記事にするつもりはありません。これは断熱性能の話であって、価格が割高であることや、担当者によって対応にムラがあることは、まったく別の問題として残っています。
この記事では一つずつ分解していきます。
| おすすめ度 |
アルプスピアホームが選ばれる理由
- 断熱等級6が全プラン標準(公式サイトの全44プランに表示あり)
- UA値0.25・C値0.16を公表している(数字を出さない会社が多い中で、これは誠実)
- 窓は全部トリプルガラスの樹脂サッシ(ガラス3枚・枠は樹脂。長野では上位の仕様)
- 全棟で構造計算を実施し、設計住宅性能評価書を全棟取得している
- 太陽光発電5.85kW、寒冷地用エアコン2台、カーテン30.8万円分まで価格に含まれる
- 建物の初期保証20年、10年ごとの延長で最長60年。定期点検は30年間無料
- 長野の冬に、暖房費を抑えて家じゅう暖かく過ごしたい人
UA値0.25は、長野県のどの地域区分でも断熱等級6をクリアする水準です。 - あとから追加費用が出るのが嫌いな人
太陽光、エアコン、カーテン、照明、網戸まで価格に入っています。 - すでに用意された間取りをベースに、必要なところだけ変えたい人
44の自由設計プランから選んで変えていく作り方が主力です。 - 建てたあとのメンテナンスを長く任せたい人
アフター専門部署があり、30年の無料定期点検が組まれています。
- 値引き交渉で総額を下げたい人
基本的に値引きをしない会社です。「交渉して安くなった」という報告は見つかりませんでした。 - 間取りをゼロから作り込みたい人
用意されたプランを変えていく方式です。完全な一品ものにすると価格が跳ね上がります。 - 太陽光や全館送風システムを「いらないので外したい」人
標準装備の塊で価格を作っているため、外しても割安感は出にくい構造です。 - 設備の運転音に敏感な人
家じゅうに空気を送るファンの音が気になるという指摘が出ています。ここは体感して判断すべき点です。
| 商号 | 株式会社アルプスピアホーム |
| 創業 | 1999年6月(平成11年6月) |
| 本社 | 長野県松本市小屋南1-13-1 |
| 拠点 | 松本(本社)・長野・諏訪・上田・佐久の5支店+あづみの展示場・長野展示場(佐久は2026年5月開設) |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 代表取締役 | 石田 正也 |
| 従業員数 | 182名(2026年5月現在) |
| 累計実績 | 3,700棟超(2019年に累計2,000棟を達成) |
| 建設業許可 | 長野県知事許可(特-8)第21007号 |
| 宅建業免許 | 長野県知事(4)第5127号 |
| 対応エリア | 長野県内(松本・長野・諏訪・上田・佐久・安曇野ほか) |
| 断熱性能 | UA値0.25/C値0.16/断熱等級6が標準 |
| 耐震性能 | 耐震等級3+制震ダンパー標準。全棟で構造計算を実施 |
| 坪単価の目安 | 公式プラン価格から計算すると税込81〜124万円(太陽光・エアコン・カーテン込みの建物価格) |
| 保証 | 初期保証20年、10年ごとの延長で最長60年。30年無料定期点検 |
- 「寒い」という評判の正体を、3つに分解した結果
- 「冬寒い」という評判がいつの家の話なのか、投稿年まで特定した内容
- 悪い口コミ・失敗談5つを、投稿年月と出どころ付きで検証した内容
- UA値0.25が長野県の基準でどのくらいの位置なのか
- 公式プラン44本から計算し直した、本当の坪単価
1社だけ調べて決めるのは、後悔する典型的なパターンです。
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「アルプスピアホームは冬寒い」の正体は3つ。今の仕様と昔の仕様は別物です

「寒い」という評判の中身は、①ペアガラス時代の家、②エアコンで全館に空気を送る方式、③基礎断熱の床温度への期待値、この3つに分けられます。
理由は単純で、「寒い」と書かれた投稿を一つずつ年月まで遡って追いかけると、この3種類にしか行き着かないからです。
そして①はすでに解決済み、②と③は今も残っている論点です。ここを混ぜて読むと判断を誤ります。
① 2021年ごろまで、窓はペアガラスが標準だった
これが最大のポイントです。
私は口コミ掲示板のスレッドを、2007年の1件目から最後の書き込みまで通して読みました。そこには年月入りで、次のような投稿が残っています。
建物の性能は2020年の時点では他のローコストにも劣ると思った。断熱の鍵になるサッシは、アルゴンガス入りのトリプルガラスが標準になってきているのに、ここはまだペアガラスしか使われていない。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.341(2020年3月・検討板ユーザーさん)
標準が古いという話は確かにその通り。無論、当方もペアガラスだが、まったく問題なく暮らせている。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.369(2021年4月・名無しさん)
検討していた人と、実際に建てた人。立場の違う2人が、2020年と2021年に「ペアガラス」と書いています。ここは動かない事実と見ていいでしょう。
では今はどうか。公式サイトの標準仕様ページを見ると、こう書かれています。
| 項目 | 2020〜2021年ごろ | 2026年9月現在の公式標準 |
|---|---|---|
| 窓 | アルゴンガス入りLow-Eペアガラス(ガラス2枚) | ダブルLow-Eトリプルガラス樹脂窓(ガラス3枚・熱貫流率0.88) |
| 断熱の方法 | 柱の間に発泡ウレタンを吹き付ける方式のみ | 吹き付けに加えて、外壁の外側にも断熱材60mmを張るW断熱 |
| 断熱等級 | まとめサイト各社の記載は等級4 | 断熱等級6(全44プランに表示) |
| UA値 | まとめサイト各社の記載は0.46〜0.56 | 0.25 |
| 玄関ドア | 記載なし | アルゴンガス入りトリプルガラス(熱貫流率0.95) |
「熱貫流率」というのは、その部分からどれだけ熱が逃げるかを表す数字です。小さいほど熱が逃げません。一般的なアルミサッシのペアガラスが4前後なので、0.88というのは4倍以上の差があるということです。
ここで正直に書きます。仕様がいつ切り替わったのか、その時期を公式サイトから特定することはできませんでした。
言えるのは、2021年4月の投稿ではまだペアガラスであり、2026年9月現在は全窓トリプルガラスだということだけです。
廣岡 旬(宅建士)今ネットに出ているアルプスピアホームの断熱データは、ほぼ全部が旧仕様のままです。「UA値0.5前後」と書いてある記事を見たら、それは5年以上前の家の話だと思ってください。
② 各階1台のエアコンで全館に送る方式は、間取りで体感が変わる
これは今も残っている論点です。
アルプスピアホームの標準は「スマート空調システム みらい」という方式です。公式の説明はこうなっています。
各階に1台ずつ置いたエアコンの空気を、ファンで家じゅうに送る。全館空調の専用機械を入れるのではなく、普通のエアコンと送風ファンで家全体をまかなう仕組みです。
これは合理的な設計です。専用機械が壊れたときの交換費用が発生しませんし、エアコンは家電量販店で買い替えられます。
ただし、弱点もはっきりしています。空気を送って暖める方式なので、扉を閉め切った部屋、吹き抜けのある家、大きなリビング階段のある家では、場所によって温度差が出やすくなります。
実際、掲示板にもこの相談が残っています。
間取りの都合でリビング階段になりそうだが、冬はどうだったか。アルプスピアはエアコンで対応するタイプなので、2階からの冷気や、暖房の熱が上に逃げることが気になる。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.358(2020年10月・検討中の方)
この質問に対して、実際に建てた施主が答えています。
自分が建てたころは蓄熱暖房が標準の時代で、どのメーカーでも「リビング階段だと寒い」という書き込みが多かった。その後、蓄熱暖房がエアコン暖房に変わってから、そういう口コミは少なくなった気がする。常に空気を循環させているので、部屋と階段全体に暖かさが回るのではないか。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.359(2020年10月・入居済みの方)
つまり、暖房方式そのものが「蓄熱暖房機 → エアコン送風」と変わってきた歴史があります。
古い口コミの「寒い」は、部屋ごとに置く蓄熱暖房機の時代の話である可能性が高いということです。



送風方式は、間取りとセットで初めて成立します。吹き抜けや大きなリビング階段を入れるなら、その間取りで温度がどうなるかを設計段階で必ず確認してください。
③ 基礎断熱は「床が冷たくない」であって「床が暖かい」ではない
3つ目は、期待値のズレの話です。
アルプスピアホームは基礎断熱を採用しています。公式サイトには「真冬でも床下の温度を10〜15℃に保つ」と明記されています。
基礎断熱というのは、床の下ではなく、コンクリートの基礎の外周に断熱材を回す方法です。床下が外気にさらされないので、床が冷え切らなくなります。
外がマイナス10℃の朝に床下が10℃以上あるというのは、性能としては立派な数字です。
ただし、床暖房を入れた家とは体感がまったく違います。
床暖房の家は、裸足で立ったときに床が「温かい」と感じます。基礎断熱の家は「冷たくない」だけです。実家や前に住んでいたアパートで床暖房やこたつに慣れていると、この差を「寒い」と表現する人が出てきます。
これは施工不良でも性能不足でもなく、方式の違いです。



「暖かい家」という言葉は、人によって指しているものが違います。空気が暖かいのか、床が温かいのか。ここを最初にすり合わせておかないと、性能が高い家に住んでいても不満が残ります。
アルプスピアホームが向いている人・向いていない人


アルプスピアホームは「性能と装備をまとめて買いたい人」に合理的で、「必要なものだけ選んで安く上げたい人」には合わない会社です。
理由は、この会社の価格の作り方にあります。
公式サイトが掲げているのは「オールイン住宅」という考え方です。太陽光発電、寒冷地用エアコン2台、カーテン30.8万円分、全室LED照明、網戸、制震装置。普通ならオプションになるものを、最初から価格に入れています。
だから表示価格は高く見えます。そして、そこから何かを外しても、あまり安くなりません。
| あなたの状況 | アルプスピアホームは合うか | 理由 |
|---|---|---|
| 冬の寒さを最優先で考えている | かなり合う | UA値0.25・断熱等級6は長野県内では最上位クラス。この価格帯でこの数字を出している会社は多くない |
| 見積もりの追加費用に振り回されたくない | 合う | 太陽光・エアコン・カーテン・照明まで含んだ価格提示。あとから積み上がる項目が少ない |
| 間取りをゼロから作りたい | 要検討 | 44の用意されたプランを変えていく方式。一品ものにすると価格が跳ね上がる |
| とにかく総額を抑えたい | 合わない | 値引きをしない会社。装備を外しても割安感が出にくい価格構造 |
もう一つ、判断材料になる数字があります。
公式サイトによれば、2019年に累計2,000棟を達成し、2026年時点で3,700棟を超えています。7年で1,700棟、年平均でおよそ240棟です。
従業員は182名。1人あたり年間1.3棟という計算になります。
この数字は、住宅会社としてはかなり余裕がある方です。年間300棟を100人前後で回している会社は珍しくなく、その場合は1人3棟になります。



1人あたりの棟数が少ないということは、1棟にかけられる時間が長いということです。これは価格が高い理由でもあり、施工が丁寧だと言われる理由でもあります。
アルプスピアホームの悪い口コミ・失敗談5つを年月と出どころ付きで検証する


悪い口コミ5つのうち、断熱に関する2つは2021年以前の仕様への指摘でした。今も有効な指摘として残るのは、運転音・担当者のムラ・施工の個体差の3つです。
理由は、断熱の指摘だけが投稿年で明確に線を引けるからです。
なお、口コミに出てくる支店名や担当者名はすべて伏せます。担当者は入れ替わるので、店舗名を書いても読者にとって再現性がないからです。
一つずつ見ていきます。
① 冬、普通に寒い
まず冬、普通に寒いです。築3年ですが不満だらけで、建てなければよかったと思っています。
※投稿内容の要旨。引用元:複数の口コミ集計サイトに掲載されている投稿。投稿年月の記載は確認できませんでした
これが「アルプスピアホーム 冬 寒い」という検索を生んでいる、おそらく最大の口コミです。
ただし、この投稿には投稿年月が付いていません。掲載しているサイト側の断熱データが軒並みペアガラス時代のものであることを考えると、旧仕様の家である可能性が高いと考えています。
断定はできません。ですが「築3年」という情報だけを頼りに、今の仕様の家に当てはめるのは危険です。
② 断熱はまったくダメ
パターンオーダーの建売業者。値段のわりにそこそこ良いとは思うが、断熱はまったくダメ。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.324(2019年5月)/同一の文面がNo.370(2021年4月)にも投稿されています。投稿者名が異なるため、同一人物かどうかは確認できません
この投稿は2019年と2021年の2回、ほぼ同じ文面で書かれています。
そして①で見た通り、この時期の窓はペアガラスでした。当時の「断熱はダメ」という評価は、その時点では妥当だった可能性があります。
ですが今の標準は、全窓トリプルガラスにW断熱です。5〜7年前の評価をそのまま今に持ってくることはできません。



住宅会社の断熱仕様は、この5年で業界全体が一気に動きました。2019年の評判で会社を判断すると、まず間違えます。
③ 全館に空気を送るファンの音がうるさい
エアコン1台で換気扇を使って全部屋に空調を回しているが、換気扇の音が結構うるさく感じる。検討する際はモデルハウス等で体感した方がいい。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.396(2025年2月・通りがかりさん)
これは2025年2月の投稿で、このスレッドで最も新しい実質的な書き込みです。つまり、現在の仕様に対する指摘です。
ここは正直に受け止めるべき点だと思います。
専用の全館空調機は機械室に収めるので、居室から音が遠くなります。一方この方式は、居室の近くにファンを置いて空気を送ります。構造上、音は出やすいのです。
ただし、この投稿者は同じ書き込みの中で「気密断熱は割と良い」「設備も施工も手は抜いていない」「職人にもしっかりお金を払って施工させている様子」とも書いています。
全否定の投稿ではなく、細かく見た上での指摘だということです。
④ 営業担当が、催促しないと動かない
担当の現場監督は手厚いが、担当営業は頼んだことも催促しないと動かない。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.396(2025年2月・通りがかりさん)
ようやく電話がつながったと思ったら言い訳ばかり。営業と現場担当者が違うからか、打ち合わせと違う施工がしばしばあった。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.224(2015年12月・女性30代)
2015年と2025年、10年離れた2つの投稿が、同じことを指摘しています。
興味深いのは、どちらも「現場は良い、営業が受け身」という同じ形をしていることです。これは担当者個人の問題というより、会社の体質だと考えたほうが自然です。
1人あたり年1.3棟という余裕のある数字を先ほど出しました。それでも営業の連絡が遅いということは、手が回っていないのではなく、こちらから聞きに行く文化の会社だということです。



対策は簡単です。打ち合わせのたびに決まったことを箇条書きにしてメールで送り、返信をもらってください。それが記録になり、催促にもなります。
⑤ 築4年でリビングの天井が割れた
築4年でリビングの天井がボロボロになった。クロスではなく下地のボードが割れてしまい、その結果クロスが裂けたように見える。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.360・361・364(2020年12月・複数の投稿者による写真付きのやり取り)
これは重い指摘です。ただし、この1件だけです。
天井の下地に使う石膏ボードが割れる原因はいくつかあります。ボードの継ぎ目の処理、下地の木材の乾燥による動き、そして建物自体のわずかな歪みです。
写真だけでは原因を特定できませんし、会社側の説明も残っていません。
なお、これ以外にも床の膨らみ(2016年2月の投稿)や、築12年でのシロアリ被害(2017年2月の投稿)が1件ずつ報告されています。いずれも単発で、会社側の説明は残っていません。
公平のために書いておくと、この会社は全棟で構造計算を実施し、設計住宅性能評価書を全棟で取得していると公式サイトに明記しています。構造の管理体制としては、地域の住宅会社の中では上位の部類です。
掲示板では「冬寒い」より「夏暑い」の指摘の方が多い
スレッドを通読して意外だったのが、これです。
実際に建てた人の投稿を年代順に並べると、冬の不満より夏の不満の方が明らかに多く出てきます。
冬暖かいは、夏暑いと同じことだと分かった。夏はけっこうクーラーを入れていた。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.36(2010年9月・入居済みの方)
高断熱・高気密で、寒冷地である長野県の寒さ対策としては最高。リビングもストーブ1つでキッチンまで暖かい。問題は夏で、窓を開けた場合は風通しが悪いとかなり暑い。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.99(2012年8月・同じ入居済みの方)
ペアガラス時代ですら、実際に住んでいる人からは「冬は暖かい、夏が暑い」という評価が出ています。
断熱の高い家は、入った熱も逃げません。夏に日射が入りすぎる設計にすると、暑くなります。
現在の公式仕様では、窓のガラスを「日射取得型」と「日射遮蔽型」の2種類に分けて、方角によって使い分けると記載されています。この点は改善されている項目です。



南の窓は冬の日射を取り込みたいので取得型、西日が当たる窓は遮蔽型。この使い分けを図面で確認してください。全部同じガラスになっていたら、夏に後悔します。
悪評が生まれる本当の理由は「規格プランを磨き込む会社」という出自にある


アルプスピアホームの強みも弱みも、「用意したプランを磨き込んで数を建てる会社」という一点で説明がつきます。
私は住宅業界25年のあいだに全国の住宅会社を見てきましたが、社風・価格の付け方・商品の作り方は、その会社の商売の仕方でほぼ決まります。
この会社は、44の間取りプランを用意し、そこから選んで変えていくやり方を主力にしています。装備はすべて標準に組み込み、選択肢はメーカー2〜4社の中から選ぶ形です。
この作り方が強みになっている部分
- 性能の底上げが一気にできる
プランが決まっているので、窓をトリプルガラスに変える判断をすれば全棟に同時に反映されます。一品ものばかりの会社では、こうはいきません。 - 全棟で構造計算ができる
間取りの型が決まっているから、構造計算と性能評価を全棟に回せます。地域の住宅会社で全棟実施している会社は多くありません。 - 高い装備をまとめ買いで標準にできる
太陽光5.85kW、寒冷地用エアコン2台、制震装置。同じものを毎回大量に仕入れるから、この価格に収まっています。 - 数字を公表できる
UA値0.25、C値0.16という数字を出せるのは、毎回同じ作り方をしているからです。一棟ごとに仕様が変わる会社は、平均値すら出せません。
この作り方が弱みになっている部分
一方で、裏返しもはっきりしています。
プランから外れた要望に弱いのです。掲示板には、この摩擦が何度も出てきます。
すでに設計されている家をカスタマイズして販売する方法なので、自分の好きなようにするのであれば、大手ハウスメーカーと同等の金額になって当たり前。ある程度標準化されているから、耐震構造設計などを1から考えずに作れるので安い。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.369(2021年4月・名無しさん)
この指摘は、この会社の構造を正確に言い当てています。
そして「営業が受け身」という評判も、ここから説明がつきます。
プランと装備が決まっている会社では、営業の仕事は提案ではなく「選んでもらうこと」に寄っていきます。こちらから聞けば答えは全部用意されている。聞かなければ何も出てこない。そういう構造です。



この手の会社は、質問リストを作って行く人と、行き当たりばったりで行く人とで、満足度がまるで変わります。読者側の準備で結果が変わるタイプだと思ってください。
アルプスピアホームの良い口コミ・評判5つ


良い評価は「冬の暖かさ」「光熱費」「現場の丁寧さ」の3つに集中しています。ペアガラス時代の施主ですら、冬の暖かさは評価しています。
理由は、この会社が創業時から寒冷地向けの断熱と気密に投資してきたからです。
① とても寒い場所なのに、朝6時でも室温14℃を下回らない
住み心地は暖かくて大満足。とても寒い場所にあるのに、朝6時頃や夕方の帰宅時でも14℃は下回らない。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.12(2009年1月・入居済みの方)
2009年、つまり最も古い仕様の家での評価です。
長野の1月に、朝6時で14℃。これは当時としても十分な数字です。
② 松本市・築3年で、冬の暖房はエアコンのみ。電気代8,000円台
松本市在住、建坪58で3年住んで不具合はない。子ども部屋3室を含めて夏はほぼ一日中エアコンを付けているが電気代は高くても5,000円台。冬も暖房はエアコンのみで8,000円台がほとんど。灯油やガスはなく電気のみ。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.336(2019年8月・入居済みの方)
これも旧仕様の家です。
建坪58坪という大きな家で、松本市の冬の電気代が8,000円台。灯油ストーブを一切使っていないという点も重要です。
長野で灯油を使わずに冬を越せているという事実が、この会社の断熱の実力を一番よく表しています。
③ 気密断熱は割と良く、職人にしっかりお金を払っている
設備も施工も手は抜いていない。気密断熱は割と良い。外壁とコーキングは耐久性のあるものを使用している。値引きは基本できず割高だが、職人にもしっかりお金を払って施工させている様子。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.396(2025年2月・通りがかりさん)
これは先ほど「換気扇の音がうるさい」と書いていたのと、同じ投稿者の同じ書き込みです。
批判もするが、良いところは良いと書いている。こういう投稿が一番信用できます。
「職人にしっかりお金を払っている」という指摘は、実は非常に重要です。値引きをしない会社というのは、裏を返せば下請けを叩かない会社でもあります。



値引きに応じる会社は、その分をどこかで削っています。多くの場合は職人の手間賃です。値引きしないと言われたときに「ケチだな」と思うか「そういう方針か」と思うかで、判断は変わります。
④ 建てて12年、満足している
建ててから12年が経過し、会社の方針もだいぶ変わってきている。自分が建てた時代とは違うので、昔のことを書いても仕方がない。これを最後の投稿とする。私はここで建てて満足している。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.377(2021年8月・入居済みの方)
この投稿者は、2010年から2021年まで11年にわたってこのスレッドに書き込み続けた施主です。
途中では「夏は暑い」「発泡ウレタンは水に弱い」「営業の対応は嬉しくない」といった厳しいことも書いています。10年点検で床鳴りを指摘されたことも報告しています。
その人が、11年かけて最後に「満足している」で締めている。これが私が見つけた中で、最も重みのある評価です。
⑤ 標準装備の中身が分かりやすく、追加費用が読める
標準装備での価格が明確に示されていて、後からかかる費用がないので、自分たちの予算に合った家を建てられそうだと感じた。
※投稿内容の要旨。引用元:住宅比較サイトに掲載された来場者の声(2025年掲載分)
これは会社の設計思想がそのまま評価につながっている例です。
公式サイトには「お客様直筆アンケート」が18ページ分公開されています。全部を見るには会員登録が必要ですが、実名の市町村付きで公開している姿勢自体は評価してよいと思います。
現役業界人が見た実力(断熱性能・坪単価・総額)


断熱性能は長野県内で最上位クラス。価格は割高に見えますが、標準装備を差し引くと妥当な水準に収まります。
順に説明します。
UA値0.25は、長野のどの地域でも断熱等級6をクリアする
ここは丁寧に説明します。断熱の基準は、住んでいる地域によって数字が変わるからです。
「UA値」というのは、家全体からどれだけ熱が逃げるかを表す数字です。小さいほど熱が逃げず、暖かい家になります。
国はこれを地域ごとに8つに区分していて、寒い地域ほど厳しい数字が求められます。長野県内の主な市町村は次の通りです。
| 地域区分 | 主な市町村 | 断熱等級6に必要なUA値 | アルプスピアホーム(0.25)の判定 |
|---|---|---|---|
| 2地域 | 軽井沢町など | 0.28以下 | クリア |
| 3地域 | 上田市・佐久市など | 0.28以下 | クリア |
| 4地域 | 松本市・長野市・諏訪市・安曇野市など | 0.34以下 | 大きくクリア |
つまり、長野県のどこで建てても、断熱等級6という基準を満たします。そして最高等級である等級7(4地域なら0.23以下)まで、あとわずかというところまで来ています。
もう一つの「C値」も見ておきます。
| 項目 | アルプスピアホーム | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 断熱等級 | 等級6(全44プラン標準) | 正式名称は断熱等性能等級。2025年から義務になった等級4の、2段階上。国が推奨する省エネ水準(等級5)よりさらに上 |
| UA値 | 0.25 | 家から逃げる熱の量。長野県のどの地域でも等級6をクリアし、最高の等級7の一歩手前 |
| C値 | 0.16 c㎡/㎡ | 家じゅうのすき間の合計。実際に測らないと出ない数字で、0.5を切れば高気密と言われる世界。0.16は極めて優秀 |
| 窓 | トリプルガラス樹脂窓(熱貫流率0.88) | ガラス3枚・枠は樹脂。窓からの熱の逃げはアルミのペアガラスの4分の1以下 |
| 断熱材 | 吹き付けウレタン+外張り60mmのW断熱 | 柱の間を埋めるだけでなく、外側からも包む。柱を伝って逃げる熱まで止められる |
| 換気 | 第一種熱交換換気 | 外気0℃を16℃まで温めてから室内に入れる。窓を開けずに換気しても寒くならない |
| 耐震 | 耐震等級3+制震ダンパー標準 | 法律の1.5倍。消防署や警察署と同じ水準。さらに揺れを吸収する装置が付く |
| 構造計算 | 全棟で実施・設計住宅性能評価書を全棟取得 | 地域の住宅会社で全棟実施している会社は少数派。ここは素直に評価できる |
正直に言うと、この数字は私の想定を上回っていました。
UA値0.25とC値0.16を両方公表している会社は、全国的に見てもそう多くありません。C値は実際に建てた家で測定しないと出ない数字なので、これを公表しているということは、測っているということです。



C値は設計では出せません。完成した家に機械をつないで、すき間から漏れる空気の量を実測して初めて分かります。公表している会社は、少なくとも測る手間をかけているということです。
坪単価は税込81〜124万円。ただしそのまま他社と比べてはいけない
ネット上の坪単価情報が「50〜60万円」「60〜75万円」「約82万円」とバラバラなのは、どれも古いデータだからです。
公式サイトには44のプランが、坪数と価格つきで公開されています。そこから実際に計算し直しました。
| プラン | 坪数 | 建物価格(税込) | 坪単価(税込) |
|---|---|---|---|
| 紬(スキップフロアの半平屋) | 43.47坪 | 3,520万円 | 約81.0万円 |
| Lift(半平屋) | 35.61坪 | 3,080万円 | 約86.5万円 |
| Hinata(平屋) | 30.22坪 | 2,662万円 | 約88.1万円 |
| Livista(平屋) | 30.19坪 | 2,882万円 | 約95.5万円 |
| Solaris(ガレージ付き半平屋) | 33.52坪 | 3,223万円 | 約96.2万円 |
| Canvas(3LDK 2階建て) | 27.75坪 | 2,893万円 | 約104.3万円 |
| 彩(平屋) | 20.73坪 | 2,574万円 | 約124.2万円 |
坪数が小さいほど坪単価が上がるのは、キッチンや風呂の値段が変わらないからです。これはどの会社でも同じです。
問題は、この数字をそのまま他社と比べてはいけないということです。
この価格には、次のものが最初から含まれています。
- 太陽光発電5.85kW(市場価格でおおむね130〜170万円)
- 寒冷地用エアコン2台・18畳用と10畳用(工事費込みで30〜45万円)
- オーダーカーテンとカーテンレール(30.8万円分)
- 全室LED照明・調光リモコン付き
- 網戸、制震ダンパー、食洗機、玄関収納
これらを合計すると、おおよそ250〜300万円分になります。30坪の家なら坪あたり8〜10万円ぶんです。
他社の「坪75万円」という数字に、太陽光もエアコンもカーテンも入っていないなら、比べるときは同じ条件に揃える必要があります。
逆に言えば、太陽光をどうしても付けたくない人にとっては、この価格構造は不利になります。



坪単価の比較は、含まれているものを揃えないと意味がありません。「この見積もりに入っていないものを全部教えてください」と聞くのが、一番早い方法です。
総額は、表示価格の1.2〜1.3倍で見ておく
公式サイトのプラン価格は「建物価格」と明記されています。
ここに入っていないのは、地盤の補強工事、給排水の引き込み、外構、登記費用、住宅ローンの手数料などです。
掲示板にも、この実例が残っています。
53坪で建物だけで3,000万円、付帯工事や開発許可などを入れて3,700万円の提示だった。付帯などで700万円近い金額でやめた。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.341(2020年3月・検討板ユーザーさん)
建物3,000万円に対して付帯が700万円。ちょうど1.23倍です。
これはこの会社が高いのではなく、住宅業界全体でそうなります。土地の造成や開発許可が必要な土地なら、もっと増えます。



土地から探す場合は、土地の表示価格に加えて仲介手数料と登記費用でおよそ5%が乗ります。2,000万円の土地なら、実際には2,100万円かかると考えてください。
保証とアフターは、長野県内の地域ビルダーとしては手厚い部類


初期保証20年、最長60年、30年間の無料定期点検。この内容は地域の住宅会社としては上位です。ただし「60年」の読み方には注意が必要です。
まず公表されている内容を整理します。
| 項目 | 内容 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 構造の初期保証 | 20年 | 法律で決まっている10年に、自社で10年上乗せしている |
| 構造の延長保証 | 10年ごとの延長で最長60年 | 20年以降は有償。延長のたびに有償の工事が必要になる |
| 保証限度額 | 一律2,000万円 | 60年間を通算しての1棟あたりの累計額 |
| 定期点検 | 30年間無料 | 1か月・3か月・6か月・1年・2年・5年・10年・15年・20年・30年の計10回 |
| 住宅設備の保証 | 15年 | キッチン・トイレ・給湯器などの修理費を軽減。24時間365日の緊急対応付き |
| 地盤保証 | 35年 | 地盤沈下が起きた場合の保証 |
| シロアリ保証 | 20年(最長60年まで延長可) | 延長には10年ごとに有償の薬剤処理が必要 |
| アフター窓口 | 専門部署あり | アフターメンテナンス専門のカスタマーサービス部門を設置している |
特筆すべきは、定期点検が30年間で10回組まれていることです。
私が見てきた中で、点検の時期と回数をここまで具体的に公表している地域ビルダーは多くありません。多くの会社は「随時対応します」で終わらせます。
そして、アフター専門の部署を持っていることも大きい。営業や現場監督が片手間でやる体制だと、繁忙期に必ず後回しになります。
「最長60年保証」は、会社が60年残るかの話でもある
ここは冷静に見ておきたい点です。
60年保証というのは、60年後にその会社が存在していて初めて成立する約束です。
アルプスピアホームは1999年6月創業なので、2026年時点で創業から27年です。資本金5,000万円、従業員182名、拠点は県内7か所。
そして建設業許可は「長野県知事許可(特-8)第21007号」となっています。
このカッコの中の数字は、許可を取り直した年度を表しています。「8」は令和8年度、つまり2026年度に更新を受けたという意味です。
さらに「特」というのは特定建設業といって、資本金2,000万円以上、自己資本4,000万円以上といった財産の条件を満たさないと維持できない許可です。
つまり、2026年度の時点で行政の財務審査を通っているということです。これは公的な記録に基づく、数少ない客観的な健全性の材料です。
加えて、2026年5月に佐久ショールームを新しく開設しています。縮小している会社の動きではありません。



60年保証の会社を見るときは、保証書より先に財務を見てください。行政が5年ごとに審査している建設業許可は、無料で確認できる一番確かな材料です。
アルプスピアホームと契約する前に必ず確認したい5つのこと


1社決め打ちで家づくりを始めるのは後悔するパターンです。
必ずまずは他社と情報を比較することがおすすめです。
それでもアルプスピアホームが一番の有力候補となった場合は、ショールームに行って実際にいろいろ聞いておくのがおすすめです。聞いておけば、口コミにある不満のほとんどは事前に回避できます。
理由は、残っている指摘が「聞けば分かること」に集中しているからです。
① この間取りでのUA値・C値・断熱等級を、計算書で出してもらう
公表されている0.25という数字は、標準的なプランでの値です。
窓を大きくしたり、数を増やしたり、吹き抜けを作ったりすると、UA値は必ず悪くなります。
「この間取りでUA値はいくつになりますか。計算書をもらえますか」と聞いてください。全棟で性能評価を取っている会社なので、必ず計算しています。
② 全館送風システムの運転音を、ショールームで実際に聞く
2025年2月の口コミで指摘されていた点です。
ショールームやモデルハウスで、ファンの近くに立って音を聞かせてもらってください。「今、送風は動いていますか」と聞けば済む話です。
音の感じ方には個人差があります。他人の口コミではなく、自分の耳で判断すべき項目です。
③ ショールームの暖房を、何時から何度で運転しているか聞く
これは掲示板に残っていた、生々しい失敗談への対策です。
1月の寒い中、えらく暖かくて気になり聞いたところ「熱源がなくてもこの暖かさ」と言われたが、帰り際には、自分たちが行く1時間前からエアコンを入れていたと説明が変わった。
※投稿内容の要旨。引用元:e戸建て「アルプスピアホームについて」No.254(2017年4月・検討していた方)
これはアルプスピアホームに限らず、住宅展示場全般で起きることです。
「暖房は何時から、何度設定で入れていますか」と聞くだけで、体感の意味がまったく変わります。
ちなみにアルプスピアホームのショールームには、断熱性能を体感する専用の部屋があると公式サイトに記載されています。冬の寒さが不安な方は、そこを目的に予約する価値があります。



この質問に嫌な顔をする営業担当なら、その時点で情報が出てきます。誠実な会社なら、むしろ喜んで答えてくれる質問です。
④ 表示価格に含まれないものの一覧を、書面でもらう
「付帯工事で700万円かかってやめた」という2020年の投稿への対策です。
地盤の補強、給排水の引き込み、外構、登記費用、住宅ローンの手数料。この5つが、表示価格の外側で膨らむ代表格です。
「引っ越して住み始められる状態までの総額を、おおよそで出してください」と頼んでください。
⑤ 60年保証を続けるために必要な、10年ごとの費用を聞く
公式サイトには「20年以降は有償」と明記されています。
シロアリ保証も「延長する際は10年ごとに有償の施工が必要」と書かれています。
「20年目、30年目に、保証を続けるにはいくらかかりますか。今の目安で構いません」と聞いてください。金額を出せない会社ではないはずです。
アルプスピアホームに関するよくある質問


Q. アルプスピアホームの家は、本当に冬寒いのですか?
A. 現在の標準仕様で「寒い」と判断できる材料は見つかりませんでした。
UA値0.25・C値0.16・全窓トリプルガラスという仕様は、長野県内では最上位クラスです。「寒い」という口コミは、窓がペアガラスだった2021年ごろまでの家に対するものと考えられます。
Q. 「失敗した」という口コミは、何が原因ですか?
A. 内容を分けると、断熱への不満(2021年以前の仕様)、営業の連絡の遅さ、価格の割高感の3つです。
断熱以外の2つは今も残る指摘です。ただし、どちらも契約前に確認すれば回避できる種類の問題です。
Q. 夏は暑いという話も見かけますが、本当ですか?
A. 実際に住んでいる人の投稿では、冬よりも夏の不満の方が多く見つかりました。
断熱が高い家は、入った熱も逃げにくくなります。現在は日射を取り込む窓と遮る窓を方角で使い分ける仕様になっていますが、図面段階で確認しておくことをおすすめします。
Q. 坪単価はいくらですか?
A. 公式サイトの44プランから計算すると、建物価格で税込81〜124万円です。28〜35坪の主力プランなら86〜104万円あたりに収まります。
ネットで見かける「50〜60万円」という数字は古い情報です。ただし現在の価格には太陽光・エアコン・カーテンが含まれているので、坪あたり8〜10万円ぶんを差し引いて他社と比べてください。
Q. 値引きはできますか?
A. 「値引きは基本できない」という施主の証言があり、「他社が安いからという理由で下げる会社ではない」という投稿も残っています。
装備を減らせば下がりますが、標準装備の塊で価格を作っているため、割安感は出にくい構造です。
Q. 長野県のどこまで対応していますか?
A. 松本(本社)・長野・諏訪・上田・佐久の5支店に、あづみの展示場と長野展示場を加えた7拠点です。
佐久ショールームは2026年5月に開設されたばかりで、完全予約制となっています。
Q. 欠陥住宅を建てられたという話はありますか?
A. 建物が傾いた、雨漏りが止まらないといった、家の骨組みに関わる実害の報告は確認できませんでした。
報告されているのは、築4年での天井下地の割れ(2020年12月の投稿)、床の膨らみ(2016年2月の投稿)、築12年でのシロアリ被害(2017年2月の投稿)です。いずれも1件ずつで、会社側の説明は残っていません。



まずは他社含めて資料請求をすることから始めてください。
まとめ:冬の寒さはすでに解決済み。今の争点は価格と担当者です


最後に、住宅業界25年の現役業界人としての結論を書きます。
アルプスピアホームで「冬寒い」を理由に候補から外すのは、もったいない判断です。
UA値0.25、C値0.16、全窓トリプルガラス樹脂窓、W断熱、第一種熱交換換気。この構成で長野県のどの地域でも断熱等級6をクリアしていて、最高等級の一歩手前まで来ています。
ネットに残る「寒い」「断熱はダメ」という評価は、窓がペアガラスだった時代のものです。そしてその時代ですら、実際に住んでいた人からは「冬は暖かい」という声が出ていました。
一方で、今も残っている論点ははっきりしています。
- 家じゅうに空気を送るファンの運転音。音に敏感な人は必ず体感すべき
- 営業が受け身。2015年と2025年の投稿が同じことを指摘している
- 値引きをしないので、総額を削りたい人には向かない
- 用意されたプランから外れるほど、価格が跳ね上がる
この4つは、性能の問題ではなく相性の問題です。契約前に確認すれば、判断できます。



断熱の数字を上げるには、会社の覚悟とお金が要ります。ペアガラスからトリプルガラスへ全棟切り替えるというのは、そう簡単な決断ではありません。そこを実行した会社を、5年以上前の評判で切り捨てるのは正確ではないと思っています。
そして最後に、これだけはお伝えしておきます。
家づくりで最も後悔しやすいのは、比較材料を持たないまま1社に絞ってしまうことです。
アルプスピアホームの性能と価格が妥当かどうかは、長野県内の他社と並べてみないと判断できません。同じ条件で複数社から間取りと見積もりをまとめて取り寄せて、横に並べてください。
無料で、申し込みは3分ほどで終わります。ここで比べておくかどうかで、数百万円の差がつくこともあります。
この記事を書いている人


廣岡 旬(Hirooka Jun)
宅地建物取引士
- 🏠 注文住宅・マンション購入の実体験あり
- 💼 住宅業界25年|設計事務所・住宅会社を経験
- 🐦 Xフォロワー1,000人超


倉田 結城(Kurata Yuuki)
一級建築士
- 📐 合格率10%の難関国家資格
- 🏗️ 住宅会社で設計・商品開発に従事
- 📋 LAMHNEで住宅コンテンツの設計監修を担当


