インテリアコーディネーターの資格を取りたいけれど、どこから手をつければいいかわからない。そう感じている方は多いのではないでしょうか。
出題範囲の広さ、手書きの製図、論文——初めて試験概要を見たときに「これは独学で合格できるのか?」と不安になるのは自然なことです。
インテリアコーディネーター試験は、勉強法と学習環境の選び方次第で合格率が大きく変わります。「独学でいくか、通信講座を使うか」の判断材料もまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- インテリアコーディネーター試験の一次・二次の構成と合格率
- 一次試験(CBT方式)の最短合格勉強法と推奨教材
- 二次試験の製図・論文を突破するための具体的な手順
- 試験日から逆算した6ヶ月スケジュール
- 独学で落ちる人の共通パターンと対処法
独学か通信講座か迷っている方は、おすすめ資格スクール比較記事もあわせてご確認ください↓

インテリアコーディネーターは住宅会社でどう活躍する?現役業界人が語る本当の仕事と評価

インテリアコーディネーターの勉強を始める前に、知っておきたいのが「資格を取った後にどう活躍できるか」です。
住宅業界で実際にインテリアコーディネーターの方々と関わってきた立場から、インテリアコーディネーター資格保有者の社内での立ち位置や、現場で受けている評価について本音で解説します。資格を取るモチベーションが大きく変わるはずです。
インテリアコーディネーターがいる会社・いない会社で住宅のデザイン性は変わる
インテリアコーディネーターが在籍する会社といない会社では、住宅のデザイン性に大きな差が生まれます。
インテリアコーディネーターが在籍していない会社では、仕様決めや内装のコーディネートを設計士や営業担当者が兼任することが一般的です。しかし設計士は構造・間取りなどの専門家であり、コーディネートのプロではありません。結果として「無難だが個性のない住宅」になりがちです。
一方、インテリアコーディネーターが在籍している会社では、仕様決めをインテリアコーディネーターが担うことで会社全体のデザインの方向性が統一されます。クロス・建具・床材・照明・外装に至るまで、一貫したコンセプトでまとめられた住宅が標準仕様になるため、設計士のみで運営する会社では到達できない意匠性が実現できます。
インテリアコーディネーター在籍比率が高い住宅会社は、それがそのままブランドのデザイン性として表れています。「あの会社の家はオシャレ」と評判の住宅会社の裏側には、必ず優秀なインテリアコーディネーターがいます。
廣岡 旬「インテリアコーディネーターがいる会社といない会社では、住宅のデザイン性に天と地ほどの差が出ます。資格を取れば、その差を生み出す『側』に立てます。」
コーディネートボードが生む顧客満足度と紹介率の現実
インテリアコーディネーターの代表的な仕事のひとつが「コーディネートボード」の作成です。
コーディネートボードとは、クロス・建具・床材・キッチン扉などの内装サンプルを1枚のボードにまとめ、お客様が完成イメージを視覚的に確認できるようにしたツールです。
これがあることで、お施主さんが「思っていたのと違う」と感じる入居後のミスマッチを限りなく減らすことができます。
実際、デザイン性の高い住宅会社では、成約者の3割以上が「過去のお客様からの紹介」というデータもあります。コーディネートボードによる顧客満足度の高さが、強い紹介ベースの集客サイクルを生み出している証拠です。
インテリアコーディネーターはお客様と直接接して、間取りや仕様の要望を引き出し、商品の知識を活かしながら、建物の収まりまで考慮した提案を行います。この一連の業務が、住宅会社の収益基盤そのものを支える柱になっているのです。
インテリアコーディネーター資格手当は月3,000〜5,000円が相場|投資回収は最短1年
インテリアコーディネーター資格を取得するメリットは、転職市場での評価だけではありません。
多くの住宅会社では、インテリアコーディネーター資格保有者に対して月額3,000〜5,000円の資格手当が支給されます。
| 月額手当 | 年間額 | 投資回収期間(教材費約3万円の場合) |
| 3,000円 | 36,000円 | 約10ヶ月 |
| 5,000円 | 60,000円 | 約6ヶ月 |
独学にかかる費用は教材・受験料を合わせて約3万円なので、最短半年で投資回収できる計算になります。
さらに資格手当は退職するまで継続的に支給されるため、長期的なリターンが非常に大きい資格です。仮に20年間支給され続ければ、5,000円の手当でも合計120万円のリターンになります。
加えて、インテリアコーディネーター資格を持っていることで仕事の任され方やお客様からの信頼感も変わるため、給与全体への波及効果も見込めます。



「インテリアコーディネーター資格は月3,000〜5,000円の手当という直接的なリターンに加えて、紹介率の高い顧客基盤を作り出す中核人材になれる資格です。投資対効果でいえば、住宅業界系資格の中でもトップクラスです。」
「現場監督=現場側」「インテリアコーディネーター=商談側」の住宅オールラウンダー
インテリアコーディネーターは家づくりを俯瞰的に統括できる職種でもあります。
| 職種 | スタート地点 | 統括範囲 |
| 現場監督 | 現場サイド | 施工管理を起点に、品質・工程・職人マネジメントへ |
| インテリアコーディネーター | 商談サイド | お客様接点を起点に、間取り・仕様・収まりへ |
インテリアコーディネーターは「商談サイドから始まる住宅のオールラウンダー」といえるポジションです。
最初は内装コーディネートからスタートし、仕様決めを通じて商品知識を深め、その延長線上で建物の収まりや構造への理解を広げていく。気がつけば、家づくり全体を俯瞰できる立場に立てます。
このキャリアの広がり方は、女性が長期間スキルを積み重ねていくキャリアとして非常に相性が良く、子育てとの両立や時短勤務にも適応しやすい点も魅力です。実際、インテリアコーディネーター職は女性比率が高く、ライフステージの変化に柔軟に対応できる職種として住宅業界で重宝されています。



「現場監督が現場サイドからのオールラウンダーなら、インテリアコーディネーターは商談サイドからのオールラウンダーです。家づくり全体を俯瞰できる職種は、実はこの2つしかありません。」
設計士・インテリアコーディネーター・インテリアデザイナーの違い
| 職種 | 主な領域 | 強み | 限界 |
| 設計士 | 構造・性能・間取り | 安全性と機能性 | デザイン感度はインテリアコーディネーターに依存しがち |
| インテリアコーディネーター | 内装・外装・住み心地 | 全体調和と暮らしやすさ | 構造判断は設計士に依存 |
| インテリアデザイナー | 店舗・商業空間 | 空間演出力 | 住み心地への配慮が弱い |
特に「インテリアデザイナー」と「インテリアコーディネーター」は混同されがちですが、インテリアデザイナーは店舗デザインに近く、長時間滞在する住宅の「住み心地」を踏まえた提案は手薄になる傾向があります。
設計士は建物のデザインをしているように思われがちですが、スキルを持ったインテリアコーディネーターは社内のデザインの方向性を決めるほどの影響力を持ちます。設計士は品質・構造・間取りに重きを置き、インテリアコーディネーターはその箱の中で内装と全体調和を取り、外装までコーディネートするのが本来の役割分担です。
インテリアコーディネーターだけが、見た目の調和と日々の暮らしやすさの両方を考えながら、内装から外装までトータルで設計できる職種なのです。
3Dパースが商談を変えた|2026年のインテリアコーディネーター実務
インテリアコーディネーターの仕事は、ここ数年で大きく変わりました。
以前はインテリアコーディネーターが手書きスケッチや色見本でイメージを伝えるのが主流でしたが、現在は内観・外観ともに3Dパースで提案するのが業界標準です。
「絵が描けないとインテリアコーディネーターになれない」という時代は終わり、3Dパースソフトやコーディネートツールを使いこなす力の方がはるかに重要になっています。
3Dパースのおかげで、
- お客様への説明・合意形成のスピードが大幅に向上
- 完成イメージのズレが激減し、契約後のクレーム減少
- インテリアコーディネーター自身の説明負担が軽減
といった効果が出ています。
これからインテリアコーディネーターを目指す方は、試験対策と並行して、CAD・3Dパースソフトの基本操作にも触れておくと、入社後に即戦力になれます。



「3Dパースが普及した今、インテリアコーディネーターに求められるのは「画力」ではなく『お客様の理想を形にするヒアリング力とコーディネート力』です。これは独学でも十分に磨けるスキルです。」
インテリアコーディネーター試験の勉強法を始める前に│難易度・合格率・CBT方式の最新情報


インテリアコーディネーター試験は、一次試験(学科)と二次試験(プレゼンテーション・論文)の二段階構成です。
最終合格率は例年20〜25%前後。数字だけ見ると難しく感じますが、各試験の合格率を分解すると構造が見えてきます。
| 区分 | 試験形式 | 主な内容 | 合格率(目安) |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | CBT方式(選択式)36問・120分 | 歴史・計画・材料・構造・法規・環境など | 約30〜35% |
| 二次試験 | 記述式 180分 | プレゼンテーション(製図・着彩)・論文 | 約55〜60% |
| 最終合格率 | — | 一次・二次を通じた総合合格率 | 約20〜25% |
一次の合格率は30〜35%とそれほど高くありませんが、暗記が中心なので正しい教材と学習法があれば独学でも突破できます。
一方で注意が必要なのが二次試験です。合格率は55〜60%と高く見えますが、これは一次を突破できた人の中での数字。二次試験の製図は採点基準が細かく、独学では気づきにくいミスが積み重なりやすい試験です。「なんとなく書けた」と思っていても、条件の見落としや図面ルールの違反で不合格になるケースは少なくありません。
なお、2024年から一次試験はCBT方式(コンピュータ上での受験)に変更されました。問題数は36問・試験時間は120分で、マークシートでの受験から切り替わっています。古い情報を参照している場合は注意が必要です。
独学で勉強する上での2大ハードル
インテリアコーディネーター試験には、あらかじめ知っておくべき壁が2つあります。
①出題範囲の広さ
「インテリア」という語感から内装やデザインだけをイメージしがちですが、実際には建築構造・設備・法規・環境工学まで出題されます。テキストを開いて範囲の広さに驚く受験者の方は多いです。
②二次試験の専門性
手書きの製図(平面図・展開図・透視図など)と小論文を180分以内に仕上げる必要があります。未経験の方にとっては、どちらも短期間では身につかないスキルです。
この2点を踏まえた上で、このあとは一次・二次それぞれの具体的な勉強法を解説していきます。



合格率は20%台ですが、一次と二次に分けて正しく対策すれば独学でも十分に戦えます。まず全体像を把握して、正しい順番で勉強を進めることが合格への最短ルートです。
【一次試験の勉強法】インテリアコーディネーターが最短合格できる参考書と暗記法


一次試験の勉強法で最も重要なのは、テキストと問題集の出版社を統一することです。
異なる出版社のテキストと問題集を組み合わせると、解説の表現や図の描き方が微妙にズレており、混乱のもとになります。多くの合格者が同じ出版社でシリーズをそろえることを推奨しているのはこのためです。
独学のスタンダード教材はこの4冊
一次試験の独学で最もよく使われているのが、ハウジングエージェンシー(HIPS)の合格対策シリーズです。
| 種類 | 書籍名 |
|---|---|
| テキスト | インテリアコーディネーター1次試験 合格教本(上・下巻) |
| 問題集 | インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究(上・下巻) |
テキストは初学者にもわかりやすい見開き完結型で、問題集と内容がリンクしているため行き来しやすい構成になっています。直前期には同シリーズの「予想問題徹底研究」と「テーマ別用語辞典」を追加すると、苦手分野の総チェックと得点の底上げができます。
最短合格のための勉強サイクル
インプットとアウトプットを反復することが、一次試験合格の最短ルートです。
具体的には「テキストを1章読んだら、すぐ該当範囲の過去問を解く」というサイクルを繰り返します。このサイクルを最低でも5〜10周こなすことが合格の目安です。
目標は過去問で安定して9割得点できる状態です。本番の合格ラインは70〜75%とされていますが、初見の問題にも対応できる余力を作るために9割を基準にしてください。
最近の試験は難化傾向にあり、直近5年分だけでは対応しきれないケースも出ています。余裕がある場合は過去10年分まで遡って解くと、対応力がさらに上がります。
「書いてまとめる」勉強は時間の浪費
よくある失敗が、ノートにきれいにまとめることに時間をかけすぎることです。
テキストを読んでノートにまとめる作業は達成感がありますが、合格に必要なのは知識を「引き出せる状態」にすること。書いてまとめる時間があれば、その分テキストと問題集を1周多く回転させた方が確実に合格に近づきます。



一次試験は独学でも突破できる試験です。ただし、出題範囲が広いため、カリキュラムが整った通信講座を使うと学習効率が大きく変わります。



特に初めて受験する方は、教材選びに迷う時間を省けるだけでも価値があります。次でその理由を解説します。
【二次試験の勉強法】インテリアコーディネーターの製図・論文を独学で突破する方法


二次試験は180分で製図(プレゼンテーション)と論文の両方を仕上げる試験です。
一次試験が終わった翌日から対策を始めるべき理由はここにあります。また、インテリアの実務経験がない未経験者にとって、二次試験は独学だけで乗り越えるのが最も難しい関門です。製図の採点基準は細かく、正しい図面が描けているかどうかを自己判断するには限界があります。
製図(平面図・展開図・パース)の攻略ステップ
製図で求められる図面は主に以下の6種類です。
| 図面の種類 | 内容 |
|---|---|
| 平面図 | 部屋を真上から見た図。家具の配置・寸法を記入する |
| 展開図 | 壁面を正面から見た図。壁の仕上げや開口部を表現する |
| 断面図 | 建物を垂直に切った断面を表す図。天井高や段差を表現する |
| 透視図(パース) | 立体的に空間を表現する図。最も差がつく |
| アイソメ | 斜め上から見た立体表現。家具の配置確認に使われる |
| 家具図 | 家具の詳細寸法・仕上げを表す図 |
なかでも透視図(パース)が最も難易度が高く、合否を分けるポイントです。立体的な空間を手書きで表現する技術は、一朝一夕では身につきません。
攻略のステップはこの順番です。
ステップ① テキストで図面のルールを学ぶ
線の太さ・記号・縮尺など、製図のルールを最初にインプットします。ここを飛ばすと後で修正が必要になります。
ステップ② 模範解答を丸写し(トレース)する
正しい図面を手でそのまま写すことで、寸法感や表現方法を体に馴染ませます。100枚トレースすることを目標にしてください。
ステップ③ 過去問を時間を測って自力で解く
直近5年分の過去問を、本番と同じ時間配分で解く練習を繰り返します。
論文の構成パターンと頻出テーマ
論文は「序論(1〜2割)・本論(7〜8割)・結論(1〜2割)」の構成を固定することが攻略の鍵です。
毎回この型を使うことで、本番で構成を考える時間をゼロにできます。内容は抽象的な表現を避け、インテリアコーディネーターとしての具体的な提案を書きます。
問題文で指定された語句を必ず含め、規定文字数(550〜600字程度)をきっちり守ることが採点上の最低条件です。字数が少なすぎると大幅減点になります。
二次試験に必要な製図道具リスト【現役が厳選】
道具選びは製図スピードに直結します。シンプルで管理しやすいものを選ぶのが基本です。
| 道具 | ポイント | 持ち込み |
|---|---|---|
| シャープペンシル(0.5mm) | 芯の濃さはHBが標準 | ○ |
| 消しゴム・字消し板 | 字消し板があると細かい修正がしやすい | ○ |
| 色鉛筆(18色以内) | 着彩は色数を絞ることで時間短縮になる | ○ |
| ヘキサスケール | 三角スケールと直定規の機能を1本で兼ねる。持ち替えの手間が省けて時間短縮に効果大 | ○ |
| 円定規(テンプレート) | 円・楕円を素早く描くために必須 | ○ |
| 製図用練習帳 | ブルーのグリッド線入りを使うと効率が上がる | 練習用のみ |
| 卓上時計 | 会場に時計がないケースあり。必ず持参を | ○ |
| 携帯電話・スマートフォン | — | ✕ 持ち込み禁止 |
※持ち込みルールは試験年度により変更になる場合があります。必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
特にヘキサスケールは知らない受験者が多い道具です。三角スケールと直定規を別々に持ち替える手間がなくなるため、時間がシビアな二次試験では大きなアドバンテージになります。



二次試験の製図は、未経験者が独学で合格レベルに達するのが最も難しい部分です。「なんとなく描けた」という感覚と、採点基準を満たしているかどうかは別の話。



実務経験が少ない方が独学だけで挑むのは無謀なので、通信講座の製図添削を使うことを強くおすすめします。
インテリアコーディネーター勉強の全体スケジュール│試験日逆算の6ヶ月計画


インテリアコーディネーター試験に合格するために必要な学習時間は、一次試験200時間・二次試験100時間の合計300時間が目安です。
1日1〜2時間の学習ペースであれば、半年から8ヶ月で確保できる量です。仕事や育児と並行しながら取得を目指す方にとっても、現実的なスパンといえます。
試験日から逆算した6ヶ月プラン
| 時期 | 学習内容 |
|---|---|
| 1〜3ヶ月目 | 一次対策:テキスト通読・章別問題集の周回 |
| 4ヶ月目 | 一次対策:過去問演習/二次対策:線の練習・パーツの模写開始 |
| 5ヶ月目 | 一次対策:予想問題・弱点克服の総仕上げ |
| 6ヶ月目 | 二次対策:過去問5年分の模写と自力作成・論文練習 |
「一次試験の翌日」から二次対策を始める
スケジュール管理で最も重要なのが、一次試験の合格発表を待たずに二次対策を始めることです。
一次試験の合格発表は試験から約1ヶ月後。「合格してから二次の勉強を始めよう」と待ってしまうと、二次試験まで1ヶ月しか残りません。製図のトレース100枚・過去問5年分をこなすには、どう考えても時間が足りないのです。
一次試験の手応えに関わらず、試験翌日から二次対策を並行してスタートするのが合格者に共通する行動パターンです。
学習を継続するための工夫
1週間ごとに進捗を確認し、達成したら記録していくなど目に見える形でスケジュールを進めていくだけでも継続率が上がります。また本番では「100点ではなく8割」できればよいという意識が大切です。初見の問題でパニックになることを防ぐための心構えにもなります。



一次試験後の1ヶ月をどう使うかで、合否がほぼ決まります。発表を待つ間に二次対策を進めた人と、待ってから始めた人では、準備量に圧倒的な差がつきます。
現役業界人が明かすインテリアコーディネーター試験で落ちる人の勉強法3パターン


現役業界人として、住宅業界でインテリアコーディネーターの資格を持つスタッフと多く関わってきました。そのなかで、独学で不合格になった方に共通するパターンが3つあります。
パターン① 問題文の条件を読み飛ばす
二次試験で最も多い失点原因が、問題文の条件の見落としです。
製図では「窓の位置」「家具の指定」「動線の確保」など、細かい条件が問題文に散りばめられています。どれだけおしゃれな提案をしても、条件を1つでも満たしていなければ大幅減点になります。
業界でICを持つスタッフに話を聞くと、「採点者はデザインではなく条件を満たしているかどうかしか見ていない」と口をそろえます。独学の場合、模範解答と見比べても「なぜ減点されるのか」に自分では気づきにくいのがこのパターンの怖いところです。
パターン② 一次試験の発表を待ってから二次対策を始める
一次試験の合否発表後から二次対策を始めると、対策期間は1ヶ月程度しか残りません。製図は練習量がそのまま本番のスピードと精度に直結するため、時間不足は致命的になります。
パターン③ 時間配分の練習をしないまま本番を迎える
二次試験は180分で製図と論文の両方を完成させなければなりません。目安は論文30〜40分・製図120分・見直し20〜30分です。この配分を体に叩き込まないまま本番を迎えると、製図に時間をかけすぎて論文が未完成になるケースが起きます。
なお、試験会場に時計が設置されていないケースも報告されています。卓上時計の持参は必須です。



業界でICを持つスタッフを見てきた経験上、独学で落ちる人の原因は「勉強不足」ではなく「勉強の方向性のズレ」がほとんどです。



特に二次試験の製図は、採点基準を知っているプロに見てもらえるかどうかが合否に直結します。
インテリアコーディネーター独学と通信講座│費用・合格率を現役業界人が比較


ここまで独学での勉強法を解説してきましたが、独学と通信講座のどちらが自分に合っているかを判断する材料もお伝えします。
費用だけで選ぶと後悔するケースがあるため、それぞれのメリット・デメリットを正直に比較します。
| 項目 | 独学 | 通信講座 |
|---|---|---|
| 費用(概算) | 約3万円〜 | 約6万円〜30万円 |
| 学習ペース | 自由 | カリキュラムに沿う |
| 質問・サポート | なし | あり |
| 二次試験の製図添削 | なし | あり |
| モチベーション管理 | 自己管理が必要 | 締め切りがある分継続しやすい |
独学が向いている人・通信講座を使うべき人
独学が向いている人
建築・インテリアの実務経験があり、製図の基礎知識がある方は独学でも合格を狙えます。ただし実務経験がある方でも、試験特有の採点ルールに慣れるまでに時間がかかることは覚えておいてください。
通信講座を使うべき人
未経験から受験する方には、通信講座の利用をおすすめします。特に二次試験の製図添削は、独学では気づけないミスを指摘してもらえるため、合格率に直結します。一次試験から通信講座を使えば、広い出題範囲を効率よくカバーでき、二次試験まで一貫したサポートを受けられます。
ハウジングインテリアカレッジが選ばれる理由
通信講座を検討するなら、ハウジングインテリアカレッジは費用対効果の高い選択肢です。
指導実績40年以上のインテリアコーディネーター専門スクールです。試験全体の合格率が20〜25%であることを考えると、大幅に合格率が上がる実績です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一次・二次総合コース | 68,200円(税込) |
| 二次試験のみコース | 38,500円(税込) |
| 製図添削 | プレゼンテーション5題・論文2題の計7題 |
| 質問サポート | 1日1質問・回数無制限 |
| 指導実績 | 40年以上 |
特に製図添削は、独学では気づけない条件の見落としや図面ルールの違反を専属講師が指摘してくれます。「二次試験だけ不安」という方は、二次試験のみのコースから検討するのもひとつの方法です。



独学か通信講座かの判断基準はシンプルです。一次試験は独学でも対応できますが、通信講座を使うと学習効率が大きく変わります。



未経験から受験する方の二次試験は、製図添削のある通信講座を使うことを強くおすすめします。費用の差を「合格への保険料」と考えられるかどうかが判断のポイントです。
資格スクールをさらに詳しく比較したい方はこちら↓


インテリアコーディネーター勉強法 よくある質問


Q. 何から始めればいいですか?
まずHIPSの合格教本(上・下巻)を購入し、テキストを1章読んだら即座に過去問を解くサイクルを始めてください。教材選びに時間をかけすぎるよりも、1日でも早くインプット→アウトプットのサイクルを回すことが合格への最短ルートです。
Q. 社会人でも合格できますか?
合格者の多くが働きながら取得しています。1日1〜2時間を確保できれば、6〜8ヶ月で必要な300時間を積み上げられます。平日30分・休日3時間といった分散学習でも十分対応できます。
Q. 独学と通信講座、どちらが合格しやすいですか?
一次試験は独学でも対応できますが、出題範囲が広いため通信講座を使うと学習効率が大きく変わります。二次試験の製図は未経験者には特にハードルが高く、採点基準を満たしているかどうかを自己判断するには限界があります。未経験から受験する方には、一次・二次を通じて通信講座のサポートを活用することをおすすめします。
Q. 一次試験に落ちたら二次対策は無駄になりますか?
なりません。一次試験の合否発表を待っていると、二次対策の時間が1ヶ月しか残らなくなります。一次試験の手応えに関係なく、翌日から二次対策を始めることが合格者の共通パターンです。
まとめ│インテリアコーディネーターの勉強法


この記事では、インテリアコーディネーター試験の勉強法を一次・二次に分けて解説しました。最後にポイントを整理します。
- 一次試験はHIPSの合格教本・過去問題徹底研究を軸に、インプットとアウトプットを5〜10周繰り返す。過去問で安定して9割を取れる状態を目指す
- 二次試験は製図のトレースを繰り返して「手に覚えさせる」練習が不可欠。論文は構成を固定し、問題文の条件をすべて満たすことを最優先にする
- スケジュールは一次試験の翌日から二次対策を始めることが合格者の共通パターン。合否発表を待っていると二次試験まで1ヶ月しか残らなくなる
- 未経験から受験する方の二次試験の製図は、独学だけで挑むのはリスクが高い。通信講座の製図添削を活用することを強くおすすめする
特に未経験から受験する方には、二次試験の製図添削があるハウジングインテリアカレッジを強くおすすめします。受講者合格率65.5%の実績があります。資料請求は無料ですので、まず内容を確認してみてください。



ハウジングインテリアカレッジは指導実績40年以上のICに特化した通信講座です。製図添削7題・質問回数無制限のサポートで、未経験からでも合格レベルに引き上げてくれます。まずは無料資料を請求してください。
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